難しいことはわかりませんが。

実は、主夫からアルバイトに成長しました。

菜の花の沖 / 司馬遼太郎

2024年12月01日 19時31分15秒 | 
9年ぶりに再読。

これは面白くなかった。
商人というか船乗り、高田屋嘉兵衛の物語なんですが、
再読は2度目かな?(結構読んでました)
なんて言うか、嘉兵衛の凄さを語るのに、これだけまわり道しなければならないんならもういいや、って感じになりました。
読み終わると同時にゴミ箱へ処分しました。
1冊読み終わるのに2週間前後かかりました。
この本が好きな司馬作品の8位にランクインしてるのが不思議でなりません。

全6巻のうち1冊丸ごとロシアについて書かれてる巻もあるので、これは嘉兵衛の凄さの説明よりも、ロシアが日本に対してどうしてこういうことをしたかの説明であり、さらにロシア国内の事情までご丁寧に書かれてるので正直うんざりします。
いつまでたっても主人公が出てこないのはどうなんでしょう。前が見えない状態で海上漂ってる気分です。
船の構造については面白かったですが。

その主人公である嘉兵衛も、結果的には周りを不幸にしたんじゃないかって思います。
男気を出して幕府のお抱え船頭になったあたりから急激に興味がなくなりました。

2000年だったか2001年だったか、この本を知る前に函館の高田屋嘉兵衛資料館みたいなとこに行ってるんですよね。何も知らない自分にはもったいなかったと思います。
それと竹中直人主演でNHKで放送された連続ドラマは大変面白かったと記憶しています。



これまでに処分したのは79冊
故郷忘じがたく候1、アームストロング砲1、胡蝶の夢4、真説宮本武蔵1、大坂侍1、北斗の人1、十一番目の志士2、手掘り日本史1、司馬遼太郎の日本史探訪1、尻啖え孫市1、俄-浪華遊侠伝-1、妖怪1、ある運命について1、司馬遼太郎が考えたこと1、歴史と風土1、風の武士2、風神の門2、坂の上の雲8、風塵抄2、功名が辻4、夏草の賦2、義経2、新史太閤記2、箱根の坂3、司馬遼太郎の世界1、城をとる話1、草原の記1、上方武士道1、日本歴史を点検する1、歴史の交差路にて1、ひとびとのあし音2、空海の風景2、韃靼疾風録2、ペルシャの幻術師1、アメリカ素描1、この国のかたち6、人斬り以蔵1、最後の伊賀者1、果心居士の幻術1、戦雲の夢1、項羽と劉邦3、菜の花の沖6

残す作品60冊
梟の城1一夜官女1、おれは権現1、軍師二人1、国盗り物語4、翔ぶが如く10、覇王の家1、豊臣家の人々1、春灯雑記1、播磨灘物語4、関ヶ原3、殉死1、余話として1、歴史を紀行する1、城塞3、馬上少年過ぐ1、酔って候1、世に棲む日日4、歳月1、最後の将軍1、幕末1、花神3、峠2、燃えよ剣2、竜馬がゆく8、王城の護衛者1、新選組血風録1


【生誕100年 好きな司馬作品】(司馬遼太郎記念財団)

1位、坂の上の雲
2位、竜馬がゆく
3位、燃えよ剣
4位、街道をゆく
5位、峠
6位、花神
7位、国盗り物語
8位、菜の花の沖
9位、関ケ原
10位、世に棲む日日
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