出演:江口洋介、松雪泰子、須藤理彩、谷原章介、小日向文世、渡辺いっけい、宮迫博之、伊藤英明、田畑智子
全12話
非常に良かった。シーズン1の失敗が活かされていると思う。
渡辺いっけいの医局長がいて、上からと下からの挟み撃ち。
それほどできのよくない研修医(伊藤・田畑)がいて(シーズン1の小島楓は出来が良すぎた)、
そこそこできる、心臓再生医学だかなんだかが専門の色っぽい女医(松雪泰子)が飛ばされてきて、
谷原・小日向・宮迫が脇を固める。
一人一人にスポットを当てた回をしっかりと作っている。
各話のストーリーも面白かった。
トリアージやドナー登録、スタットコール、過労死を知ったのがこのドラマなので、他と一線を画している。
生命の大切さや死への恐怖なんかもしっかりと織り込んでいる。
救命チームのチームワークの構築や進藤先生(江口洋介)の成長、シーズン1では進藤先生ってなんなのかよくわからなかったが、今回は技術面では最高だし、前回に比べ思いやりも持てるようになっていた。妻が死んで医者を辞めてた設定なので、それがきっかけか。
あいかわらず採算が取れずに教授からはどやしつけられる。これが現実なのだろうと、この点は逃れられない。ICUの回転を上げろだとか、高い薬を使えだとか、軽い患者は受け入れ拒否だとか生々しい。本来このドラマはこういうことを伝えるのが使命なはずなので、ようやく果たされたような気がする。
なんだか悪いところがない。それよりも、どうして松嶋菜々子が出なかったのかを知りたい。
また何度でも観たいと思う。
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