凡人クライマー

可能性を信じて

ツールドおきなわ市民210km

2018-11-11 23:03:00 | レース

リザルト
181位
6:07:37.325(+51:33.534)
Ave:153w NP:190w






04:00 起床、朝食など
06:30 移動、軽くアップ
07:27 スタート


以下、レースレポート


目標は50位以内。あわよくば30位以内程度。

10月は2200kmほど走り、200km以上のライドも行った。

内1回は250kmソロで走り、そこそこなペースで走れたことから、今年の乗り込みでかなりベースが出来たという実感はあった。
4〜10月で13000kmほど。

特に『食べれば回復する力』は抜群に伸びたので、沖縄でも補給をしっかり摂れば千切れた後もしっかり走り切れるだろうと思っていた。
(結果的にはそのしっかり摂ったつもりの補給が悪かったようだが。。。後述)

ただし、強度が全く足りていない事は10月のJBCF南魚沼とジャパンカップオープンで痛感していたため、勝負所の登りでは生き残れない。
その後の粘りが大事だと考えていた。

具体的には2回目の普久川までは何とか集団に残り、高江以降は千切れた後に粘って走れたらというところ。


©Makoto.AYANO/cyclowired.jp

昨年の100kmU39で7位だったお陰か、運良くシード権を頂いた。
更に田崎さん、KNTさん、バンくんとプロトン内でも名のある選手と一緒にいたお陰で前方に並ばせて頂いた。

07:27にスタート。

序盤は落車を避けるため、KNTさんの後ろや田崎さんの後ろに付いてポジションを下げないように走る。





それでも見える範囲で3回は落車が起きた。
怖すぎる。

1回目の普久川まではとにかく神経を尖らせて落車だけはしないように集中。

割と近くでの落車もあったが運良く巻き込まれずに行けた。

そして普久川。
後で周りの選手に聞くと『ゆっくり』だったというペース。

けど自分には充分に辛い強度だった。
stravaでは約18分20秒Ave245wほどで確かにw数は高くないが、勾配の変化=強度の上げ下げがありそれが辛い。
やはりインターバルの弱さを実感した。

ただ、千切れるほどでは無く集団でクリア。



下りは若干挙動の怪しい選手もいて安全マージンを取って下る。
が、2回目の普久川後にこの位置だと高江前に中切れで終わるなと悟る。

そこから奥に向かうまでは平和。
ここでしっかり補給を取る。

奥の登りでは森本さんがペースを作り、これまた楽ではない強度で少しずつダメージを負う。

この辺で若干の足攣り前兆が見られ、意識的に水分やジェルを取るようにした。

普久川までの海岸線は集団中ほど。
このあたりから体に異変を感じ始める。

気持ち悪い。。。
補給がうまくエネルギーにならず内臓にダメージを与えているような感覚。

奥までで補給を摂り過ぎたか?

前方では田崎さん、バンくん、キャンが固まって先頭交代をしていたが、全く上がれず、回復を祈りながら走る。

そしていよいよ2回目の普久川。

入りこそゆっくりだったが、やはり体は回復せずに徐々に集団最後尾へ。

更にいつの間にか前輪がパンクしており、ニュートラルからのホイール交換の際に集団からドロップ。
(いつからパンクしていたかは不明。パンクというより原因不明の空気抜けか。)

その後はもう体が動かなくなり、地獄の60km単独走となる。

足攣りで遅れたキャンにも抜かれ、集団で走る雑賀さんに『一緒に行きましょう』と言われても付いて行けず。

もう辛過ぎて他人のペースで走ることが出来なかった。

それでも周りを見渡すと、同じように脚が売り切れても諦めずに走る選手達の姿があった。

あぁ、みんなそれぞれのゴールを目指しているんだな。

左手にはあまりにも綺麗な海。

沖縄はとても美しく、そして残酷な場所だった。





とっくに限界を迎えた体を突き動かしたのは仲間の存在。
そして不甲斐ない自分を許せない悔しさに尽きる。

酒が入ったら悔しさが込み上げて来て、久しぶりに本気で泣いてしまった。

覚えてる限りでは中学時代の部活以来。

30歳になっても泣けるほど熱中できるものがあるのは幸せだ。

来年また沖縄に帰って来て、今度こそ納得のいく走りをしたい。






○補給食の反省

前述していた補給の失敗。
それは、おそらく高カロリーかつ濃厚なマグオン入りボトルを序盤から大量に摂り過ぎたこと。
相対的な水分不足。
補給食の内訳は
マグオンジェル(120kcal)×5×2ボトル
スポーツようかん(120kcal)×6
ガッツギアジェル(200kcal)×2
約2400kcal

これは話したら田崎さんとKNTさんに『そりゃ気持ち悪くなるわ』と。

ニセコでも似たような補給食で、後半は気持ち悪くて何も口に入れられない状態になった。
が、それは単純に運動強度に耐え切れず疲れ過ぎてそうなったものと思っていた。

それもあるだろうけど、今回はあまりにも酷かったので、今後は補給食も要改善。

田崎さん曰く『レースで初物はダメ。いつも通りが一番』とのこと。

ちなみに普段は固形のバーに普通のジェル、ボトルにはジャコラ。
ようかんも実は甘ったるくてあまり好きではない。

ならなぜそんな補給食に、、、と思うかもしれないが、高強度なレースでは高カロリーなものを摂らなければいけないと考えていたから。

色々試して自分に合った補給の摂り方を見つけたい。





自分はやっぱり凡人だ。

現状と課題をしっかり把握して一つ一つ改善していくしかない。

この悔しさをバネに、また挑戦していこうと思います。

やれば出来る。きっと。


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