リザルト
男子競技者オープン:8位。
02:49:54(+7s)
37.1km/h
レースデータ
02:50:02
Avg:219w
NP:250w
以下、レースレポート。
目標はチームから優勝者含めて3人の入賞者を出すこと。
個人的にも入賞が目標。
今年はそれくらい行けるんじゃないかと思っていた。
作戦は
・中盤まではナチュラルに前目にいること。
・序盤のアタック(特にInnocent)には淵田さんがチェックして、逃げが出来るようなら乗って貰う。
・単騎の逃げは容認。
・岩瀬くんが序盤からガンガンふるい落としにかけるのでは?その場合はサバイバルな展開に。1人での飛び出しは無視。
・中盤以降の勝負どころにチームとして人数を残したい。
ざっくりこんな感じ。
なんやかんや言うて、勝負所まで『生きろ』と言うこと。笑
集団中ほどからスタート。
序盤は落車のリスクが高いのでなるべく早めに前へ。
案の定、1周目のぶどう坂の下りで落車発生。
なぜ?
チームメイトは全員回避出来たようで一安心。
するとハヤサカサイクルの舘岡さんら数人がアタック。
淵田さんが追走に入ったのが見えた。作戦通りだ。
結局、舘岡さんと淵田さんの2人逃げが形成。
ここで乗れるのがさすが淵田さんと言うところ。
他の数人は乗れずに落ちて来たので。
これでメイン集団でF(t)が引く必要は無い。
しかもInnocentからは逃げに乗って無いので引いて貰える。よしよし。
ハヤサカサイクルの木村さんと蓋をしつつ、
しばらくメイン集団に大きな動きは無く距離を消化して行く。
自分は田崎さん、坂大さんの近くにいるようにして、次の動きへの対応が遅れないように注意していた。
前目前目に位置取って、ローテに入ってでもキープ。
すると坂大さんから『今はあまり引かなくて良いから、少し温存して良いよ』とのアドバイスが。
あざっす。この辺はレース経験豊富な人からのアドバイスがありがたい。
ほんで6〜7周目くらいからレースが動き始める。
競輪会館前の坂で岩瀬くんやInnocentの選手らが仕掛け始めて集団をリストラにかけて行く。
8周目だかの競輪会館前のペースアップで少し後ろにいてしまい、気が付くと先頭と結構なギャップが出来てしまう。
こりゃーヤバい!ここで前に残れなきゃ意味ないぞ。
下り全開。平坦では案の定中切れ祭り。
前の人に着くことは考えず、千切れる選手はどんどん見限って位置を上げる。
ここが今日一番辛かった。
けど、ここで自分の脚で中切れすっ飛ばして先頭に復帰出来たのは成長だ。
位置取りが良ければ脚使わずに済んだけども。
そんなんで集団は10数人まで減っていた。
ここからが勝負だ。
F(t)は田崎さん、大野さん、 坂大さん、自分と4人。
Innocentも3人。さすがに強い。
他は単騎で岩瀬くん、奈良さん、柳澤くん。
Innocentはここから常に先頭付近に3人とも位置取って次の動きを伺っていた。
と言うか逃げを狙っている?少しでも1人飛び出したらすぐ蓋をされそう。
自分も前目に位置取って動きにはチェック。
後ろがローテ回らなくてもまた自分で入ってローテ。
対してF(t)はInnocentほどまとまって先頭にはいない。
10周目?
予感は的中して復路の平坦でInnocentの1人がスルスルと抜け出す。
こりゃチェックしないとアカンでしょ。な動き。
前でローテ回していて、ちょうどその辺にいた自分。笑
少し周りを見るが直ぐに他の選手がチェックする動きは無い。と言うかInnocentが蓋をしてた。
結構脚を使って前目にいたので、
マジか〜、俺か〜。と思いながらスーっとチェックに入る。
どうしようかな〜、チェックしたら下がってくれるかな〜、このまま逃げるかな〜。
そしたらInnocent柴田さん(後で名前を聞いた)が『行きますか!』と。
迷いがあった自分は『行きますか〜?』と曖昧な返事。笑
後ろ見たら既にギャップが出来てたので、こりゃー行くしか無いなと覚悟を決める。
それと同時にここからはアシストに徹する覚悟もほぼ決める。
ところがこの柴田さんが強くて後ろに着くのも精一杯。
残念ながら自分より格上だ。
『すみません、とてもじゃないけど対等には回せないです』
と断りを入れて多めに引いて貰う。
ここでしばし考える。
・仮に逃げ切っても自分では勝てなさそう。
→あくまでも田崎さん勝負。
→そのためには最終的に後ろに捕まらなければならない。
さてここで自分の仕事としては、、、
・逃げ切る気が無いことを早々に悟られないように、柴田さんに出来るだけ脚を使わせつつ、差が開きすぎない程度に残り1〜2周まで逃げる。
→後ろの集団はF(t)とInnocent以外の選手が引くしか無く、温存出来る。
・一番やってはいけないことは、柴田さんから千切れて1人逃げを形成させてしまうこと。
→結局F(t)が追わなければいけなくなるから。
・それを読んで柴田さんが千切りにかかる可能性大。
→意地でも食らいつく。
・万が一逃げ切ってしまった場合でも悪あがきするための力を残す。
と言うことで平坦は余力残してローテを回し、登りで千切れない走りに徹することにした。
もうホント必死。
ぶっちゃけ早く後ろに捕まって楽になりたかった。笑
沿道の声援が本当に力になりました。
一番辛いところを大声で応援してくれてありがとうございます!
柴田さんから『三味線じゃ無いですよね?』と探りが入るが、
『三味線じゃ無いですよ。マジでキツいっす。』と返す。
実際は7割は本当で3割は三味線。平坦はホント余力を残しておいた。
柴田さんも気付いていただろうし、何よりまだまだ余裕があるように見える。。。アカン。
13周目だか、
後ろでは田崎さんがペースアップする動きがあったらしく、途中モトバイクから『後ろ麒麟山が追っている!』との情報が。
む、ついに動いたか。
『後ろウチが追ってるなら引くのやめますね』と断りを入れるが、そこから意外と追い付かない。
ので、『ナチュラルに回して行きましょう』となる。
ただ、ほぼ捕まる事が確定したので2人ともペースダウン。
そこで少しお話しをさせて貰った。
なんと自分のこともブログも知ってて頂いて驚いた。
聞くと2年前のJBCF群馬からと。
あぁ、あの忌まわしき群馬か。。。笑
こちらも柴田さんのブログ
房総の風
は知っていたので2人で逃げられて楽しかった。
ちょっと三味線でほぼ引いて貰ってすみませんでした。
捕まる前に握手して集団に。
こんなヨーロッパのレースで見られるような光景を自分で出来て満足。笑
14周目のぶどう坂前で捕まって、さてラスト1周へ。
大野さんが平坦で抜け出すが、登りで捕まりそう。
奴が絶対来るぞ、来るぞ、、来るぞ、、、ほら来た!
マジ限界丸!
前に岩瀬くん、田崎さん、坂大さん、柴田さん(!?)らが行ってギャップが出来る。
さすがにもうここでお役御免かと思ったが、前の集団ペースダウン。
下りと平坦で大野さん鬼引きで復帰。さっすが〜。
みんな疲れてたのかぶどう坂で動きは無く、集団スプリントな雰囲気に。
大野さんから『行けそう?』と聞かれるが脚が攣りかけてたので『いや、厳しいっす』と。
それなら大野さんと自分でスプリントの発射台をやろうと言うことになり、いざ最終局面へ。
復路平坦を大野さん、自分、Innocentの2人で固めて走る。
残り1kmを切って徐々に勾配がキツくなりペースが上がり始め、500mを切って大野さんが引き終える。
自分はもう少し行けそう!と思って腰を上げようと思ったら田崎さんがスプリント開始。
あ、最後何も出来んかった。。。笑
で8位ゴール。
悪あがきする力なんて残って無かった。
田崎さんは圧倒的なスプリントで優勝!
うーん、さすが!おめでとうございます!
と言うか勝ってくれてありがとうございます!
岩瀬くんはあれだけアタックして2位。
さすがプロと言う走り。感服した!
そして3位にはInnocent柴田さん(!!?)。逃げて引いて貰って捕まってなおかつスプリントで3位とは。
強かった。ちょっと自分とはレベルが違った。
そう考えると逃げて食らいつけただけ御の字。
最後は思っていた通りの展開になってくれたし。
自分にも力があれば逃げた後でも着に絡めたと言う、言い訳をさせない走りを魅せてくれました。
来年こそここに。。。
チームとして最高のレースでしたね!
序盤、淵田さんの逃げ。あれは相当な力が無いと出来ない。
淵田さんが買って出てくれて良かった。
ありがとうございました。
坂大さんは常に良い位置にいて、岩瀬くんらのほとんど全ての動きに田崎さんと共にチェック。
あまり目立ってないかもしれないけど、これもクソ強くないと出来ない。
田崎さんも坂大さんがいたから安心して走れたんじゃなかろうか。
そして5位入賞。ちっ、負けた。
大野さんもラスト1周前の抜け出しや発射台を含めてやっぱり仕事するな〜と言う印象。
自分の勝負に徹すればまた違った走りが出来ただろうに、チームの要ですね。
他にもいっぱい色んな事を書きたい選手がいるけどみんな強かった!
正直この面子でこれだけ走れたのは自分としては大きな成長です。
本当にありがとうございました。
F(t)麒麟山Racingは最高のチームです!
参加された皆さん、お疲れ様でした。
応援&サポートして頂いたチームメイトをはじめ他チームや沿道の方々、本当にありがとうございました。
そして運営スタッフの皆さん、これだけのレースを企画運営するご苦労は計り知れません。
新潟県にこんなレースがあると言う事を誇りに思います。本当にありがとうございました。