●雪吊り
◆ゆきづり 【雪▼吊り】
〔「ゆきつり」とも〕雪折れを防ぐため、支柱または木の上部から細縄や針金などを張って、庭木などの枝をつり上げておくこと。[季]冬。
◆雪吊(ゆきづり・ゆきつり)http://p.tl/jcd1
冬季、雪が付着することで、樹木の枝が折れないように縄で枝を保持すること。雪つりとも表記される。
樹木の幹付近に柱を立て、柱の先端から各枝へと放射状に縄を張ることをりんご吊りといい、雪吊の代表的手法である。これは、明治以降、西洋リンゴの栽培が日本で始まり、リンゴの実の重さから枝を守るために行った初期の技法に由来する。また、美観目的で、りんご吊りを模して樹木の周囲に縄を張ったものも、積雪対策ではないが雪吊という。
そのほか、高い樹木の幹から縄を張ったり、低い樹木の周りに3本から4本の支柱を組んで縄を張るものもある。また、枝をまとめて縄で縛ったものをしぼりといい、これも雪吊の一種である。
雪の多い日本の東北地方や北陸地方などで雪吊は用いられるが、代表的なものとして石川県金沢市の兼六園がある。兼六園では、例年降雪期前の11月に雪吊が施され、降雪期が終わる3月に外される[1]。また、降雪が少ない関東地方でも、東京都新宿区の甘泉園公園では冬の風物詩として雪吊が施される。
◆ロープ(縄から転送)http://p.tl/b4DW
ロープとは紐や針金などの細長い物品をさらにより合わせたもの。
けん引や支持などを目的とするロープは綱(つな)ともいい、縛るためのロープは縄(なわ)ともいう。
また、登山の用途に用いるものをザイルと呼ぶ事が多いが、これはドイツ語で綱と言う意味であり、英語のロープと同義語である。
◆紐(ひも)http://p.tl/sDy7
繊維を中程度の太さに束ねて細長くした加工品。またはそれを切り取った断片。
繊維を束ねた品のうちの最も細いものは糸であるが、細すぎるためにものを結ぶためには実用的でない。紐はそれよりも多くの繊維を束ねており、太く、丈夫であるからものをしばったり結んだりするのに使われる。さらに強度が必要な場合には、より太い縄を使う。
糸を編み合わせたりして作る紐(組紐など)もあるが、現在では最初から紐の太さに加工してしまう例もある。たとえば俗にビニール紐とも呼ばれるポリプロピレン製のPP紐は廃品回収や荷造りなどの結束用に便利である。紙紐は紙テープを細長くまとめてある。芯にゴムを用いて伸び縮み可能にしたのがゴム紐である。
殺人事件では「紐のようなもの」が使われる事がある。
◆針金(はりがね、英: steel wire)http://p.tl/K7PH
金属を細長く糸状に延ばしたもの。明治時代には電線のことをさす場合もあった。
単純に言う場合には鉄で出来たものを指すが、常温では液体である水銀を除く金属一般あるいは、黄銅等の合金で出来たものもある。なお太さは線径(線の直径)あるいは番手と呼ばれる数字(BWG,AWG)で表される。針金の表面はビニールや紙などの被覆で加工されることもある。なお針金は同じ箇所で曲げを繰り返すと加工硬化で硬くなり、折れることがある。
・用途
針金は衣類を掛けるハンガーなどの素材として用いられる。このほか、袋などの結束材料としても用いられる。結束に用いられる針金は、表面に加工を施さずに用いられることもあるが、ビニールなどで表面を加工した針金はビニールタイやツイストテープなどとして用いられ、また、装飾を施した針金入りのモールが用いられることもある。
◆兼 六 園 の 雪 吊 り http://p.tl/2hmY
◆雪吊り・霜除け(Adobe PDF) http://p.tl/bnNZ
雪吊り作業 内藤縄の仕込み. 雪吊り作業バチ(竹)入れ. 雪吊り作業 丸太建て込み
◆ゆき‐づり【雪×吊り】.
雪折れを防ぐために、庭木などの枝をなわや針金などでつり上げておくこと。
《季 冬》「―の小さき松や小待合/虚子」