業務&ITコンサルタントのひとり言

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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:10日の日経「外国人が長期就労しやすい制度に整えよ」の問題点

2024年02月18日 10時44分15秒 | 社会全般
2月10日の日経新聞の「外国人が長期就労しやすい制度に整えよ」と云う記事のタイトルを見て、瞬間的に怒りを感じた。海外での生活を経験した人は、この様な意見を持つ人は少ない。そして社会でそれなりの地位に居る人は、理念や哲学以外に国家観が必要である。

外国人を積極的に受け入れたい人達は、一体どの様な人なのだろうか?これから述べる事を真摯に考えれば、外国人の受入れが如何に愚かな考えなのかが分かる。

1.何故、外国人を受け入れる必要があるのか?
→殆どの場合、経営者が安価な労働者を求めている事が理由である。そして安価な労働者を受け入れた結果、日本人の給与も上がっていない。これが数十年続いているのである。経営者の立場として安価で優秀な人材を欲する気持ちは分からないではないが、その様な経営者としては失格である。

2.仮に長期間就労してもらったとしても、仕事を辞めてから、自国に帰ってもらう事を前提としているのか?
→自国に帰ってもらう場合、長期滞在中に築いた資産を捨てる事になる。また結婚し、子供が居る場合はどうだろうか?その場合、子供も連れて帰る事になるが、その子供がまだ学生である場合、子供に取っては負担になる。これらの事を、雇う側の経営者は考えているのだろうか?

長期就労が終わった後も日本に滞在する場合、それは移民と同じである。日本の文化を尊重し、染まってくれる人であればまだ良いが、自国の文化を頑なに守り、それを維持し続ける人やその国民を受入れる事は出来ない。殆どの国家は同じ文化や言語を持つ人達が集まり、国家として成り立っている。違う文化を持ち、その違う文化を維持し続けようとする人達をどの国も受入れる事は出来ない。暫くの間、欧米諸国は多くの移民を受入れて来たが、今はそれが間違っていた事を漸く認識し、方向展開しようとしている。受入れた国も、入って来た人にとっても幸せになれない事を悟ったのである。日本も欧米社会が反省している事を知り、同じ間違いを起こす前に、今進め様としている間違いを即刻訂正すべきである。
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