スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

嶽きみと岩木山

2010-08-22 23:24:38 | 子供達
嶽きみの季節がやってきました。

嶽きみとは、青森県弘前市の岩木山麓の嶽高原で栽培されているとうもろこしのことで、
のどが痛くなるくらい甘くておいしい、地域のブランドとうもろこしです。

どうせなら、採れたてのゆでたてをその場で食べようということで、
そこまで行くならついでに岩木山も登ってくるかと、子供達の夏休み最後の日曜日に
ふらっと行ってきました。


急な思いつきだったので、今回は岩木スカイラインを使って車で8合目まで。
下から見ると山頂付近は雲に覆われていました。

8合目は濃い霧と風。すごい早さで霧が流れています。


途中まで登山用のリフトがあるのですが、私たちはその脇の登山道を
行きました。


大きなナメクジ発見。子供達は初めて見る大きさにびっくり。




リフト終点からの道と登山道が合流。
ときどき霧が晴れてすばらしい景色が広がります。



火口をのぞきこむ。目もくらむような風景。すいこまれそうな怖さ。でも見たい・・・。




ガスが晴れ、一瞬山頂が見えそうに。
でも、すぐまた霧の中。



山頂への急登。まるでガケ登りです。
8合目からリフトを使うと比較的気軽に来ることができるので、
普通の格好をした観光客がたくさん登っていきます。



山頂はもうすぐ。一瞬霧が晴れ、青空が見えました。



山頂に到着。濃い霧と風の中。残念ながら、下の景色は見えませんでした。


学生の頃は毎日ながめ、1年をとおして登っていた岩木山ですが、
山頂まで来たのは随分久しぶりです。

しばらく来ていないうちに、山頂には木造の非常にきれいなトイレができていました。

のぞいて見ると・・・



微生物を使って排泄物を分解するバイオトイレだそうです。



せっかくなので、長男がペダルをこいでみた。
なんだか面白いですね。

くみとりの必要もないようなので、うまくいくのであれば非常によい
システムだと思います。


山頂の小屋の中でお昼を食べて、一休みして下山開始。登ったら降りなければならない
んですね・・・

急勾配、しかも岩だらけの登山道を慎重に降りていきます。
娘はちょっとビビり気味。父と手をつなぎながらゆっくり降りました。




霧が晴れ、弘前方面が一瞬見えました。



リフト脇の登山道。まるで木のトンネル。

トトロの世界・・・


子供達は、岩木山初登頂。

こんどは、きちんと下から登ってみよう。



山を下りたあとは、車道脇にずらりと並ぶ嶽きみ直売所によって、ゆできみを買って
食べました。おみやげに生も買って帰りました。

ほとんどの店が、すぐ裏がとうもろこし畑で、本当に新鮮!

旬のものをその時期にその場所で食べるって、やっぱり最高。

涼を求めて

2010-08-22 00:53:34 | 子供達
子供達の夏休み最後の土曜日。

朝思い立って、岩手県岩泉町の鍾乳洞「龍泉洞」へふらっと行ってみました。


いかにも、鍾乳洞がありそうな山容をしています。

岩手県は鍾乳洞の宝庫で、たくさんの鍾乳洞が確認されています。
そのうちのいくつかが観光化されていて、この龍泉洞はその中で最も
ポピュラーな場所です。


涼しさを求めて、駐車場は満車、たくさんの人が各地から来ていました。


洞内の気温は16.6℃!!  涼しいどころか、寒いです。


透明度が高くきれいな水がごうごうと流れています。
洞窟の中で反響する水音というのは、ちょっとこわいです。

父が昔、東京で働いていた時、この龍泉洞の水でコーヒーを入れているという
喫茶店がありました。水はペットボトルにつめて販売しています。



ライトアップするのはいいですが、緑だとか青だとか、不自然な色をあてるのは
やめて欲しいですね。本当の鍾乳洞の様子が分からなくなります。



狭い中、よくこんな階段を作ったものです。急な階段で上へ上へと上ります。



振り返ればこんな高さ。遙か下に、エメラルドグリーンの地底湖が見えます。

人が多くて、階段の上が詰まって渋滞気味。

日常とは異なる世界、涼しさを体験してきました。


父は学生時代、探検部に所属していたので、岩手県内の鍾乳洞は合宿を組んで
けっこう入りました。観光洞ではない場所を、入洞許可をとってあちこち這い回り
ました。冬に入ると、かえって洞内の方が暖かかったりします。




ただ、今日、とてもいやな気分になったことがありました。
龍泉洞の駐車場で、エンジンかけっぱなしの車がけっこういたことです。

これ、洞窟から帰ってきたときに車内が涼しくなってるようにと、エアコン
かけっぱなしで、洞内観光へ行っているのでしょう。

信じられません。

ほんのちょっと待てば、車内なんてすぐ冷えるのに。



そういえば、白神山地でガイドをしている知り合いが話していたことを
思い出しました。

最も簡単に白神に入れる、暗門の滝という場所があるのですが、世界遺産登録後、
観光客が増えて、観光バスもたくさんくるようになりました。

で、遊歩道を散策している間、駐車場で観光バスは、客がもどってきたときの
ために、エンジンかけてエアコンかけっぱなしで待っているんだそうです。

そういう団体をガイドしたときは、「みなさんがバスに戻ったときに快適でいたいの
かもしれませんが、そのために白神の自然が排気ガスで汚されているのです」というような
話を必ずしていると言っていました。




これは、今日行きながら買っていった、二戸町の丹一パンのパンです。
友人に教えてもらい、店の存在を知りました。

このボリュームで、なんと90円です!!
けっこうずっしりとした重さがあります。



切り開いたパンに、何種類もあるジャムやクリームの中から好きなのを選んで
ぬってもらいます。ミックスもできて、それでも100円!

チョコクリームが一番おいしかったです。子供達とも意見が一致。

小さな駐車場はいつも車でいっぱいです。