スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

PEACE DEMO

2011-06-14 01:03:45 | 反核、反原発

6月11日にピースデモ in あおもりがありました。

6・11脱原発100万人アクション、福島国際行動デーに連帯していて、

この日、世界各地で一斉に反原発アクションが起こされました。

青森での参加者は50~60名と、正直、集合場所の青い森公園の広場がいっぱいになるくらいの人が集まっているんだろうと思っていたので、このタイミングでもこんなものかあ・・・・・と、ちょっと残念ではありましたが、デモのお知らせを見た個人個人が思い立って集まってきたわけで、尊い60名だと思います。

 ベビーカーを押しながら参加しているご家族も2組ほどいました。小さな子をもつ親にとっては、子供の未来がかかった本当に切実な問題です。

現在も、毎日放出、垂れ流しされ続けている放射性物質の影響は、これから明らかになってくるんです。

 

デモのあと、場所を移して集会がありました。

「国策による被害者を生んだ核燃料サイクル政策の息の根をとめよう」と題して、核燃料廃棄物搬入阻止実行委顧問の平野良一さんのお話がありました。今回の原発事故による被災を5月17日には「国策による被害と政府は名言しました。名言した以上、一刻も早く原発依存からの脱却を目指すべきなのに、脱原発に国策を方向転換したドイツ、イタリアでは原発再開を問う国民投票が行われているのに日本では、早くも海江田経済産業相は「7月には原発を再開したい」なんて表明しています。

この違いは何なんでしょう?

今回の福島第一原発事故で進行中の事態は、原発は運転を止めただけでは解決しないことを明確に示しました。仮に安全に止まったとしても、使用済み核燃料の取り扱い、汚染廃棄物の処理は大変難しく、コストも莫大にかかる重大な課題です。稼働していても止まっていても危険、これが原子力施設の実態です。地震や津波の被害は、厳しくても時間をかけて復旧復興が可能ですが、原発震災による放射能汚染は回復不可能なんです。

文科省の子供の被爆許容量20ミリシーベルトを撤回させたのは、福島のお母さん達の運動の大きな成果です。青森では、10人に6人が投票すらせず、知事を選びました。気持ちは反対とか言っていたって、行動を起こさないのは賛成として扱われるんです。

どうせ何もかわらないなんて言わないで、行動しましょう。

声をあげましょう。

人に伝えましょう。

青森県知事が選挙後したことは、「福島第一原発事故をうけて、経産相に対し国の核燃料サイクル政策の推進を確認」することでした。

同じ「福島第一原発事故をうけて・・・」なのに、上関原発埋め立て免許の延長を認めないことに方向転換した山口県知事、原発の新規建設の取りやめなどを提案し、関西電力からの節電要請を、「できなかったら、原子力発電所必要でしょという議論にもっていかせるための脅しとしか感じない」と拒否した橋下大阪府知事、浜岡原発廃炉を求める原告団参加を表明した静岡県湖西市長、こんな勇気ある首長もいるんです。

さらに、関西電力の株主総会に、同社の株主124人が原発の廃止を求める提案をしたそうです。その内容は、八木誠社長の取締役解任や原子力から自然エネルギーへの転換の働きかけ、原発を止めるまで役員報酬をカットすること、など。同社取締役会は全議案に反対しているらしいけど、こんな株主総会なら、どんどんやって、拡がっていって欲しい。このニュースを車のラジオで聞いたとき、思わず歓声をあげてしまいました。

平野さんは、「マスコミは当てにならない。マスコミに対抗できるのは口コミしかない。今、真っ先に青森でやらなければならないのは、日常の話し言葉で伝える、特に若い人達、母親に理解されやすいミニコミづくりだ」とおっしゃっていました。

十和田の主婦たちを中心に結成された「もりもりAOMORI」がその思いを伝えるために、「もりもり新聞」をつくりました。http://peaceland.jp/PeaceFiles/news3.html#Anchor-7911

平野さんの発言に、背中を押された気持ちになりました。