スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

クリスマスの魔法

2014-12-28 16:53:07 | 子どもの時間

≪サンタなんていないよ≫

夏から秋の間、毎日のようにやってきては

何かしら事件を起こしていた悪ガキ達でしたが、

冬になり、日の暮れるのも早くなったこともあり、

ぱったり遊びに来なくなっていました。

うちは以前のようにおだやかな毎日で、

どこかほっとしたような、ちょっと寂しいような気がしていました。

そんな中、冬休みに入り、クリスマスがやってきました。

サンタさんが来るかとうきうきしている息子。

 

そして、クリスマスの朝。

うちの子ども達のところにもサンタがやってきました。

それぞれ、欲しかった物が届いて、大喜びの子ども達。


ツリーにつるしてあったクッキーも


サンタさんが食べていった形跡があり、


サンタさん、やっぱり来てくれたんだ~!と、子ども達。


そんな楽しい一時を過ごしているところに、

 


ピンポ~ン♪

 


なんとクリスマスの朝にやってきたジャイアンとスネ夫。

 


一瞬固まる息子。


スネ夫は来るなり、

「サンタさんなんていないよ。


うちはお母さんの車に隠してあったから、どうせおれの物だから、

勝手に出して使ってた!」

ジャイアンも、

「うちは、お父さんに言えば、好きな物買ってもらえるよ。」


固まるうちの子ども達。

「・・・」


私は思わず


「あんた達は悪い子だからサンタさん来ないの知ってて、


お父さんとかお母さんがプレゼント用意してくれたんだよ。


やさしいおうちの人だね~」


って、嫌みたっぷりに言ってしまった。


「信じてる子のところにしかサンタさんは来ないんだよ。」と。

 


その後も、みんなで息子がもらったプレゼントのボードゲームで遊び始めるが、


スネ夫はいちいち息子の言葉に文句をつけて、


ついに息子を泣かせてしまった。


そこでも私は、せっかくのクリスマスを台無しにされてしまった気持ちがして、


スネ夫に、「楽しく遊べないなら来ないで!」


と突き放し、帰してしまいました。


「いいよ!おれ、うちでゲームするから!」

 


何度も振り返りながら、帰って行くスネ夫。


残ったジャイアンは、


「あいつ、ばっかだな~。


いっつもあんなんだよ。」


私が 「あんなんじゃ友達いないんじゃない?」


と聞くと、


「うん。あいつと遊ぶの、おれらか、もう1人くらいだよ。」

 

 


その後は、平和に、遊んでいた子ども達ですが、


私の心には、スネ夫に対するひっかかりがありました。

 

 


その日のことをFBでアップしたところ、いろんなコメントや


メッセージ、心温まる投稿に触れて、


私のちょっとへこんだ心が戻ってきました。

 


以下、FBで投稿されていたお友達の投稿を抜粋して紹介します。

 


~クリスマスが近づいたある日 三女がこう訊ねてきた。

「お母さん、サンタさんって、ほんとはお母さんなの?

○○君が言うとった。」

あ、きたか‥

いつかはこんな日が来ると思っていた。

純粋な三女は もっと後かと思っていたけど‥

「サンタさんはね、信じる子のところにはちゃんと来るんだよ。

サンタを信じられなくなると、サンタさんはお母さんの心の中に入って、

代わりにプレゼントを買ってくれるんだよ。」

と私は答えた。

そうなのだ、プレゼントを買いに街へ出るとき、

私の心には確かにサンタがしのびこんで

クリスマスの魔法にかけられていた。

その魔法とは大切な人のために何かをしてあげて、

それを喜んでもらえるという、最高に幸せな魔法。

子育ての疲れなんか吹き飛ぶ、ほんとに幸せな魔法。

その年、長女が4年生になった年のクリスマス。

私のお腹には5人目の赤ちゃんがいた。

男の子だとわかっていた。末っ子の長男にも 弟ができるわけだ。

家族みんなが次男の誕生を楽しみにしていた。

予定日を2週間後に控えたイブの夜、

いつものように子どもたちの枕元に4人分のプレゼントを置いて

私は布団にもぐりこんだ。

彼らがなかなか眠らなかったため 

それはすでに夜中の2時を回っていたが

天使のような寝顔は子育ての疲れを忘れさせてくれた。

私は体中が愛でいっぱいだった。

 

翌朝…

 

目覚めた私の枕元にはなんと絵本のプレゼントが置いてあった

手紙まで添えられて‥

手紙には、「お母さんと これから生まれてくる赤ちゃんへ」と書いてあった

長女からだった。

私は泣いた。

サンタは長女にまで クリスマスの魔法をかけてしまったらしい。

 

・・・中略

 


「子育ても 一段落ついたし、自分も輝きたい!」

と、資格に挑戦して仕事を増やしたものの、

エゴからのがんばりがうまくいくはずはない。

お金と時間をかけたのに、結果がでず

逆に家族との繋がりとか 大事な物が ポロポロこぼれていった。

空回りの繰り返し、自信喪失、枯渇感‥

私の心の中のサンタはどこかへ行ってしまった。

 

あの頃からもう、6年経ったのかな


今は、私の心に またクリスマスの魔法が戻ってきている。

子育てと自己実現の狭間を迷い続けて ずいぶん回り道をしたけど

ふたたび、ほっこりした暖かさが戻っている。

人に喜こんでもらう仕事が幸せへの道

大切な誰かのために働いて、それを喜んでもらえるのが最高の幸せ

それは昔、子どもたちが教えてくれた。

今は、仕事でお会いするたくさんの方からその喜びを頂いている。

2歳児を持つ母となった長女も きっと最高の幸せを手にしてくれるだろう。

なぜなら彼女は すでにクリスマスの魔法を知っているから。

 

そしてもう1人。

温かい気持ちになるコメントも。

 

娘たちとさっきまでサンタさんのはなしをしていました。

中2と小3の娘。友達に今朝届いたプレゼントを見せて

サンタさんは実在すると説得したらしいです。

絶対いないという友達に次女がいった言葉は

「サンタさんに何もお願いしなかったし、

みんなが楽しいクリスマスになりますようにってお願いしたら

幸せを贈るクリスマスカードの本が来たんだよ。

心でお願いしたことがわかるのは不思議でしょ」と。

長女に至っては

「いないということを証明しても誰も幸せにならないよ。

いるってことを証明できたら誰もが幸せになるんだよ。

って言うかいるし!」

って言ったらしいです。

これは、本当に幸せがなんなのか知ってる幸せな奴らです。

幸せな奴がきっとまわりのさみしい人を励ましてくれますよ。

幸子 さんのお子様方がまわりのさみしい人の光となるでしょう

そしてもう1人、

嬉しいメッセージを下さった方。

「抱っこをせがむスネ夫たち」

「末っ子君のおもちゃを持ち帰った話」

知り合いにご夫妻のお話をしたら、

突然「僕を泣かせに来たんですか」と、

ハラハラと涙をこぼしたのでびっくり。

「僕の想像ですけど、そのスネ夫は、

4歳の坊やに「嫉妬」してるんです。

甘えたいのに、親の性格なのか、

下に子供がいるのか、

ずっとかまってもらえない家庭環境下にいると思います。

だからいつも暖かで甘えさせてくれる

家庭にいられる坊やが面白くないんです。

だから叩いたり、泣かせたり困らせたりするんです。

潜在的に嫉妬してます。「スネ夫、さびしいんです」

 

こうして、

あたたかいこれらの投稿を見て思いました。

誰の心にもサンタの心は宿るんです。

心に温かい灯火がともるんです。

親からあたたかい灯火を受け取った子供には、

そのまま子供に灯火が受け継がれていくのです。

親から灯火を受け取れなかった子供は幸せじゃないか?

というとそんなこともなく、

私だって子供の頃はサンタなんて来なかったし、

クリスマスのお祝いをしたこともなかった。

プレゼントをもらえる友達のうちがうらやましくて仕方なかった。

でも、大人になった私の心にはクリスマスの魔法がかかり、

サンタの心の灯火が灯っています。

サンタが信じられない子は、

心の灯火が小さすぎて消えそうなのか、消えてしまった子。

でも、そんな子だって、

周りにいる心に灯火を持った人が照らしてあげればいいんです。

そしたら、きっとその子にも

クリスマスの魔法はかかって、

心に灯火が灯るのだと信じています。

ひとり、暗闇を手探りで歩いている彼らの前を、

明るく照らしてあげましょうよ。

ときには、こっちだよって手をとって。

 

だって、サンタがいる世界を信じた方が、どれだけ幸せな気持ちになれるか。

自分がサンタになって、幸せを届けてあげればいいんです。

大切な誰かに喜んでもらえる幸せは、

大人も子供も同じです。

いくつになっても。

 

「サンタなんていない」って思うのも、「サンタは居るよ」

って思うのも、どちらの世界を望むのも、その人の自由。

Happyな世界を望むのか、心配事があって不安な世界を望むのか、

それもまたその人の自由。

自分がどの世界を選択するか。

そして、自分が望む世界のために、

自分が出来ることを何か始めたなら、

望む世界にシフトできるのだと思うのです。

 

みんなでHappyな世界にジャンプしましょう

それがクリスマスの魔法なんです。

クリスマスの魔法は一年間有効。

クリスマスが過ぎた今、新年を迎えるにあたり、

こころに灯火をともしたまま、

来年はどんなHappyな世界にしようか、

わくわくしながら未来を描いてみて下さい。