この物語は、ノンフィクションです。
日々の子ども達とのやりとりを書き留めたものです。
FBでは、日々の子ども達の様子はupしているのですが、
そこには書ききれない、たくさんの事件や想いがあるので、
ブログの方にも、書いていこうと思います。
安心して遊べる場所がない。
放課後、やることがないから、ゲームばっかりしてる。
ケンカしても、切れて、とっくみあいのケンカをする子ども。
道路でボール遊びはするな!と近所の人に怒られ、
どこもかしこも住宅街。
行き場もなく、友達の家でゲームにあけくれる毎日。
年齢が上がると、部活を始める子も多くなり、
遊ぶ仲間も少なくなる。
部活に入ったら入ったで、休みは試合。
放課後は部活と宿題でくたくた。
子どもの遊ぶ時間はどこへ行ったのだろう?
子ども達の笑い声は、どこへいったのだろう?
私達夫婦は、子どもの遊び場を作ることを決心した・・・
1・庭にプレイハウスつくろうよ!
今の家を建てた当時、家の周りはまだ空き地だらけだった。
長男は年長、次男は3歳、長女は生まれたばかりだった。
子どもが自由に遊ぶには十分だった。
裏のドアを開ければそこは空き地。
虫取りも、泥遊びも、誰の気兼ねもなく自由にできた。
どろんこの水たまりに裸足で入り、全身どろんこにもなった。
着替えても着替えても、また泥遊びする子ども達。
一日何度着替えたかわからない。
冬は大きな雪山作り、ソリ滑りしたり、
雪の迷路つくったり、かまくらつくったりするには
最高の環境でした。
ところが数年後、次々家が建ち、
となりの空き地に家が建つと分かったとき、
子ども達は泣きました。
長男も、ギャングエイジと言われる年齢になり、
友達との遊びも、だんだんダイナミックになってきていた。
こども達が自由に遊べる、楽しい小屋を庭に作りたい!
そう思った私は、2005年、当時3年生だった長男、
1年生だった次男と、どんな小屋にしようか、設計図を描いた。
「ツリーハウスがいいよね~」
「でも、うちにちょうどいい木ないしね~」
「じゃあ、高床式にしようか!」
「すべり台もつけようよ!」
「床下から上れるように、はしごつけよう!」
そうして、どんな小屋になるのか、
ワクワクしながら、数日間、子ども達と話し合い、
子どもが遊ぶためだけの小屋の設計図ができあがった。
土台部分の木は、友人の父親が大工さんだと聞いて、
友人に相談して、譲っていただいた。
足りない材料は買い込み、
2005年9月ようやく小屋作りが始まった。
今まで大工仕事もしたことがなかった主人は、
小屋作りの本を買い、週末の度にがんばって、
一人で屋根をあげ、2006年11月、足かけ一年で
ようやく小屋はできあがった。
窓もつけようと最初は思っていたが、
窓から上り下りするのもいいかもね、と、
窓ははめないことにした。代わりにロープをたらした。
床板をはずすと、下に降りられるはしごを作った。
こうして、子ども達のプレイハウスが出来たのでした。
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