地震発生から1週間。福島第一原発への送電復旧作業が急ピッチですすみ、今日中にも一部への送電できる見通しがたったという報道を見ました。機器類が正常に作動し、この危機的な状況から脱せることを本当に心から祈ります。東京電力の社員279名が壮絶な環境の中、命をかけて作業を続けてくれています。さらに同時進行している他作業のため、原発関連会社からは妻子がいない社員を中心に志願者を募り現地に残り作業にあたっているという記事を見ました。そんなことになっているなんて、記事を見つけて涙がでました。さらに、自衛隊、消防の方達も懸命の作業を続けてくれています。彼らの無事と事態の収束、そして周辺で避難している方達が安心して暮らせる日が一日も早く来ることを本当に心から祈っています。
国策とはいえ、いち民間企業の社員がそこまでの覚悟で事態の打開に対する責任を負わなければならないなんて。原発は民間企業が担うような産業ではないと今回の事態を見てそう思います。
今回の事故をうけて、各地で原発工事の凍結や中止が発表されています。青森でも、東通原発の工事凍結、大間原発の工事休止が決まりました。これをきっかけに、原発からは完全撤退するべきです。ただ、これまでの使用済み核燃料がどうしてもあるので、今後はこれ以上使用済み燃料を増やさず、これらの安全な保管に全力を注ぎ、エネルギーについては、持続可能な自然エネルギーの開発・利用に切り替えるべきです。今の原発の能力にとって代わるだけのエネルギーを生み出せる自然エネルギーはないとかいっているけど、だったら、あるだけのエネルギーで生活するようにライフスタイルを切り替えていくしかないし、世界中の優秀な技術力を集中して効率のよい自然エネルギー利用の手段開発に取り組んで欲しいと本当に思います。
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