スローライフ~子どもと楽しむスローな時間

4人の子ども達と楽しむ自然な暮らし。子供達は、自然の中で生きる力をつけています。
日々の暮らしの様子を夫婦で綴ります。

青森県知事選挙

2011-06-06 02:44:03 | 反核、反原発

県知事選前日の6月4日、県庁前の青い森公園で行われた第26回「4・9 反核燃の日」全国集会に参加してきました。故北村正哉知事が六ヶ所村の核燃施設受け入れを表明したのが1985年4月9日。

だから4・9。参加者は県内外から約1400人。

 

福島、宮城、広島など全国から来ていました。

 集会の中で報告をした、「福島県平和運動フォーラム」代表の方の話は、福島の外部被爆に関する現実を物語っています。

 5月12日から、累積線量計を身につけて生活しているそうです。

12日から6月4日までの値は、日平均約7マイクロシーベルトだったそうで、これを単純に365倍すると、約2.6ミリシーベルト。

国が定めた、市民が1年間に浴びても健康上問題がないとされる放射線の被爆量年間1ミリシーベルトを簡単に超えてしまいます。通常の生活のために南相馬市と福島市を往復しているだけで、です。

通常に生活しているだけで、これだけの外部被爆をするような、普通だったらありえない状況になっているのが現状なのです。高い放射線量を観測している地域ではもっとでしょう。

 文科省が示した、子供達の許容基準20ミリシーベルトについて、TVで政治家が「20ミリに設定しないと、義務教育がなりたたないから」と設定の理由を話しているのを聞きました。子供達が通常の学校生活を送っているだけで、これだけの外部被爆をするというのを国が知っている、ということに他ならない。

現状がそうだから、1から20にあげとけば大丈夫っていう発想に本当に怒りを感じます。

 いくら現場で放射線量を下げる取組をしても、この汚染された状況は一過性のものではく、福島第一原発という怪物は、今でも高濃度の放射性物質を垂れ流し続けています。

元をたたくといったって収束の見通しは全くたっていない。

 子供達を救うためには、はっきりいってもう避難させるしかないと思う。

一刻も早く子供達を汚染源から遠ざけるべきだと思う。

全国の都道府県で協力して、なんとか受入体制を整備できないだろうか。



青森県知事選は、原発推進派の現職の圧勝でした。

福島原発事故をうけての知事選でしたが、明確に原発、核燃に反対したのは3候補のうちの1人だけ。当選した三村氏は、戦略だったんだろうけど、あえて原発問題には積極的に触れなかった。これで、当選したとたん、県民の気持ちは原発容認だなんて言われたらかなわない。

4月の県議会議員選挙でも、唯一、反原発、反核燃の立場を明確にしてきた社民党が議席を失った。一体どうなってるんだ?

 青森でも、独自の安全検証委員会を作るとか、避難道路を要望するとか、さも配慮をしているようなことを言っているけど、原発に安全はない。

原発の新設や、あてにならない安全対策、操業の見込みのない再処理工場に今後も人、労力、お金をつぎこむよりも、持続可能な自然エネルギーシステムの構築にそれらをつぎこんで、全力をあげて努力をするべきです。

上関原発推進に協力的な立場だった山口県の二井知事は、福島第一原発事故を受けて反対に方針転換しました。

県民の命を守るといはこういうことだ。

 


参議院行政監視委員会における小出裕章氏の全身全霊をかけた原発批判

2011-06-03 00:04:58 | 反核、反原発

少し前の話になってしまいましたが、5月23日参議院行政監視委員会

における小出裕章氏の発言です。

小出氏の全身全霊をかけた凄まじい原発批判。

エネルギー政策としての問題点、高速増殖炉が絶対にできない理由、

福島原発事故の政府の不適当な対応、もんじゅに1兆円つぎ込んだ

責任者は詐欺罪として1万年の刑期に相当するなど、鮮やかに

原子力政策を否定しています。

http://blog.livedoor.jp/amenohimoharenohimo/archives/65737210.html




お知らせ

 

小出裕章氏が青森にやってきます。

八戸市で講演会を行います。

みなさんぜひ聞きに来て下さい!

 

「私たちの暮らしと工ネルギ一 今こそ知りたい!
小出さんに聞くわかりやすい原子刀のお話」

 日 時:2011年6月25日(土)開場14:00~ 講演15:00~

会 場:八戸市総合福祉会館多目的ホール(0178-47-1651)

講 師:小出裕章さん(京大原子炉実験所・助教)

参加費:1,000円 大学生500円 高校生以下無料

詳細はPEACE LANDのホームページをご覧下さい

http://peaceland.jp/PeaceFiles/event.html