Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

素晴らしいエフゲニー・オネーギン

2019-08-24 22:28:06 | 小澤征爾松本フェスティバル

小澤征爾松本フェスティバルの「エフゲニー・オネーギン」に感激。
オネーギンが泣き崩れてのエンディング。観客の拍手喝采。ブラヴォーの嵐。終わらないカーテンコール。
泣きそうになりました。

決闘のあたりからドラマが盛り上がって一瞬も目が離せなくなり、素晴らしいアリアが続きます。
レンスキーのパオロ・ファナーレは決闘に至った苦悩を歌い。
オネーギンの大西宇宙さんは残酷な運命だと嘆き。
グレーミン公爵のアレクサンダー・ヴィノグラドフはタチヤーナへの深い愛を。
タチヤーナのアンナ・ネチャーエヴァは、かつて自分を拒絶しておきながら、なぜ今になってと、揺れ動く想い、狂おしい葛藤を歌いあげ。

かれらのすごい歌と演技に、激しく感情移入し、エンディングまで、圧倒されていきました。

そして全編をファビオ・ルイージ・マエストロに率いられたサイトウ・キネン・オーケストラが雄大に、美しく、そして繊細に奏でて。

ロバート・カーセン演出の息を飲むような美しい場面の数々にぼくらは絡めとられて身動きができなかった。

素晴らしいエフゲニー・オネーギン。すごいサイトウ・キネン・オーケストラ。
昨日今日と2日間、小澤征爾松本フェスティバルを堪能しました。

いま、特急あずさ36号で八王子に向かう車中です。感動の余韻は当分消えることがないでしょう。






















 


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