今日は町田イタリア歌劇団の紅白歌合戦で市民フォーラム。
1時に開演しての3時間半。楽しかったし、コロナに明け暮れたこの1年の日々が重なり、感慨も深かった。出演した26人の歌はいつになく熱かったから。
理不尽にも突然出演機会を奪われた彼らの無念、怒り、日々の苦闘を、ぼくは聴きながら考えていた。
でもこの日々は彼ら歌い手だけでなく、ぼくら聴き手にも堪えた。
で、ぼくらには音楽が必要なんだって、強く思ったよ。
満席だったから歌手のみんなには話を聞けず、写真も撮れなかったから、ぜーんぶは書けないけど、ちょっと。
初めて聴いた榛葉さん、隣席のおばはんが、シンバさーんって声あげてたのなっとく。うるさかったけど。
ノルマが良かったって聞いて楽しみにしてた福岡さん、なるほど情感溢れてた。
結婚したって知らなかった小野さんは得意のアイーダで杉並オペラ思い出した。
安保さんの燃える心、井上さんのドンジョ、谷川さんの穏やかな夜に。刈田さんのイルトラは素晴らしかったけど、やっぱり白組の勝ちだったかな。
ベルカント大好きなぼくには、岡坂さんのセヴィリアはたまらなかったけど。
今日のベストはなんでか今年初だった工藤さんのグノー。来年こそビッグオファーが実現するはず。
今日が2020年、ぼくのオペラ・コンサートの聴き収め。柴田さんありがと。
今日の熱唱を聴いて、来年は歌い手の皆さんにも、柴田町イタにも、ぼくらにも、良き年になることを確信しました。
