今年は、どんぐりがあまり生らなかったので、熊が里に出てくるのだ。
などという話がありました。どんぐりというと、寺田寅彦(物理学者・随筆家)の亡き妻の思い出を綴った名作が思いだされます・・個人的には。
寺田寅彦の作品は、もう著作権が切れているらしく「青空文庫」で読めました。↓
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/827_13489.html
余はその罪のない横顔をじっと見入って、亡妻のあらゆる短所と長所、どんぐりのすきな事も折り鶴(づる)のじょうずな事も、なんにも遺伝してさしつかえはないが、始めと終わりの悲惨であった母の運命だけは、この子に繰り返させたくないものだと、しみじみそう思ったのである。(明治三十八年四月、ホトトギス)
最後のフレーズが泣かせます。本当に奥様の事を大切に思っていらしたんだなーということがわかります。(-人-)
などという話がありました。どんぐりというと、寺田寅彦(物理学者・随筆家)の亡き妻の思い出を綴った名作が思いだされます・・個人的には。
寺田寅彦の作品は、もう著作権が切れているらしく「青空文庫」で読めました。↓
http://www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/827_13489.html
余はその罪のない横顔をじっと見入って、亡妻のあらゆる短所と長所、どんぐりのすきな事も折り鶴(づる)のじょうずな事も、なんにも遺伝してさしつかえはないが、始めと終わりの悲惨であった母の運命だけは、この子に繰り返させたくないものだと、しみじみそう思ったのである。(明治三十八年四月、ホトトギス)
最後のフレーズが泣かせます。本当に奥様の事を大切に思っていらしたんだなーということがわかります。(-人-)