雪が止むことだけが決まっているなら

モラハラの父と認知症の母と…

結局、そのままで

2020-10-17 01:14:00 | 日記

また実家に行って来た。
母は調子がいいのか、一見普通な感じだ。でも、私が着いたからといってお茶を出してくれるわけでもなく、やっぱりなーという感じも。以前だったら、何飲む?とかお菓子を出したりしてくれたけど。
しかし、記憶が安定しないのは相変わらずで、同じことを何度も聞く。そして、付箋紙に書く。また聞いてくる。付箋に書いて貼ってあるよの繰り返し。

夕飯は外食。思っていたよりも食べる印象。父は食べない食べないと言っていたが、私と一緒からなのかわからないけれど。
昔住んでいた社宅の話をしたり、ちょっとだけ話盛り上がる。やっぱり昔のことは覚えている。

でも、帰ってからだんだん調子が悪い…と言い出し、「おかしい」「何か見える」とか言い出す。「何が見えると」?と聞いても「ちょっと先のことが見える」とか、意味不明。「具体的に言って」と言ってもぼんやりした答え。
そして、また父の女性関係を心配している。「あんなじじい、誰も相手にせんよ」と。
「どこかに行ってしまうんじゃないか」と言うので、「どこも行くとこないし」と言うと、「そうだよねぇ」という感じ。不安から来るんだろうけど。

翌日は病院へ。
結局、あらためて検査入院となると、1ヶ月くらい先になるということだったので、前回予約した外来でのMRIの検査を行い、また別の日に脳の血流などの検査を行うことに。
鬱だけだと、治療で改善する可能性が高いとのこと。しかし、認知症と鬱両方だと改善する可能性は低いとのこと。せめてこの不安な気持ちからだけでも解放させてあげたいけれど。
とにかく10月末の検査結果を待つしかない。
念のためということで、CTの検査を受けたが、1月の結果と大きな差はないらしい。
父が母の食欲の無さを心配していたら、先生がそういう鬱の薬もあるので処方しようかと言われたが、そこまでではないとういことで、今回は見送ることに。私が見る限り、ちょっと小腹がすくと甘いものを食べたりしているので、そこまで心配する必要はないかと。でも、確かに痩せたなー。

それから、父は自分が完璧主義なので、そのせいで母も大変だったんじゃないかと言っていて、先生もそうかもしれませんねと。父は病院に行く際、母の現状を紙に書いて先生にわたしていて、先生も感心されていた。そういうところはとてもマメだ。私も似ているけれど。
でも、本質はそこじゃない。この人、モラハラなんです!母はそれで長年苦労してきたんです!と言いたいが、言えるわけがない。しかも、今更どうしようもない。母は父無しでは生きられない。娘といても気を使うし、あんな夫でも安心なんだろう。今でもたまについ声を荒げてしまうことはあると父は言っていたけれど、母はしょうがないと言っていた。何がしょうがないのか。

病院は午前中で終わり、実家に帰る。父がどこか出かけようかと言うが、私はもう帰ると。少しでも母といる時間を増やした方がいいのかもしれなけれど、とにかく早く帰りたい。父のことは一生好きにはなれないし、あんな母と一緒にいるのもつらい。結局逃げ出したいだけなんだな。そして、帰りの車の中はいつもどんよりだ。しかも、この日は朝から頭が痛くて。帰り着いてから薬を飲み、そのまま寝る。治ったと思っても夕方またぶり返してきて、結局夕飯はお惣菜で済ませる。

夫には最低限の報告だけして、後はテレビを見て笑って過ごす。あんまり深く考えたくない。
私が考え込んだからといって、何かが変わるわけでもなく。

昨日は母の誕生日だったので、電話したが、切った後すぐ電話がかかってきた。どうももう覚えてないらしい。着信を見てかけ直して来たのか。「明日が16日だったっけ?」というので、「今日だよ。さっき誕生日おめでとうって言ったよね」と言っても「ああ」という感じで覚えているのか覚えていないのか。本人が不安なのはわかるけど、どうしようもない。
明日くらいには娘たちからの手紙も届くだろう。それで少しは元気になってくれるといいけど。

コメント
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