《 団体リーダーへ・・ 》
新司令、、御前なぁ、、 御前みたいな奴には私は丁寧語は使わない。
たった今、、午後零時半頃にトイレで排水時に「ポカン」音がしたけれども、、毎日何回もこの音をわざわざ御前はさせるけれども、、 新司令、、御前は一体何がしたいのだ?
御前は、『どこまでもどこまでも』社会に喧嘩を売り続けるのだろう?
《 団体リーダーへ・・ 》
新司令、、御前なぁ、、 御前みたいな奴には私は丁寧語は使わない。
たった今、、午後零時半頃にトイレで排水時に「ポカン」音がしたけれども、、毎日何回もこの音をわざわざ御前はさせるけれども、、 新司令、、御前は一体何がしたいのだ?
御前は、『どこまでもどこまでも』社会に喧嘩を売り続けるのだろう?
《 団体リーダーへ・・ 》
「御腹の具合が悪くて食べれないものだから、、鏡に映った姿
が余りにやせ細っていてウンザリしたよ・・。」
偉大なるリーダー氏。
格好が良く大変な謀略の才にも恵まれたリーダー氏よ、、 哀れな庶民階級の八十一歳の老母の言葉だ。
昨日の入浴後の言葉だ。
「君らはここに居座り続けてていい。それは俺も我慢する。
けれども、どうか一線を越えることだけはしないでくれ。」
この言葉を一体、何回言っただろうか?
あれから二週間経っていないと思う。
そろそろここでの事件も終わりを迎えそうだな、、という空気の中、つい私は言ってしまった。
「こういうことになって良かったです。これで御宅の娘さんが
危害を加えられることもなく、もう安心ですね。 本当に良か
った。。」
長々と言ってから、しまった、と思った。また財閥家に入りたいとか誤解をされると思ったからだ。
「今の言葉は、、娘さんと血の繋がりのある父親としての発言
なのではなく、あくまでも一人の人間としての発言ですから・・」
途端に私の男性自身が何回もはっきりと反応を示した。滅多に反応をすることはなく、この日の令嬢サイドとの会話でも初めての反応だった。
十二歳年上の花嫁でもあり姉でもある妻の待つ大越社長の豪邸。大財閥総帥の豪邸に、新司令さんは颯爽と向かえばいいではないですか?
超高級外車に乗って桜田門前の皇居近くの大通りを、格好良く走り抜ければいいではないですか?
俺は全く興味がないんだ。
この令嬢とやらにも、大財閥とやらにも。
単に御袋に寿命を全うさせてやって、電磁波なんか撃たれないで、『普通に』生きていきたいだけなんだ。