特務機関員の名刺

ども、こんにちは、まごーんや。
今日は特務機関について。
特務機関というのは諜報やらなんやらする機関です(ざっくばらん)
代表的なのは土肥原賢二の奉天特務機関や藤原何某よF機関、岩畔少将の岩畔機関、光機関あたりでしょうか？
今回紹介するのはその特務機関に所属してた人たちの名刺です。
まず、河北省特務機関に所属してた人たちの名刺。鈴木繁二と永井潤一。

鈴木繁二は当時陸軍大佐～少将でした。経歴は以下の通り(サクラタロウDBとアジア歴史史料センターのデータを基に作成)
大正3年5月28日 陸軍士官学校卒業
(第26期)
大正3年12月25日 陸軍歩兵少尉
大正8年12月1日 陸軍大学校入校
大正11年11月29日 陸軍大学校卒業
(第34期)
昭和12年4月6日 津軽要塞参謀兼大湊要港部参謀(歩兵中佐)※就任月日ではない
昭和13年3月1日 陸軍歩兵大佐・第4独立守備隊参謀兼大本営海軍参謀被仰付
昭和14年4月10日 留守第7師団参謀長
昭和15年10月4日 河北省特務機関長兼河北省顧問
昭和16年8月25日 陸軍少将
昭和18年8月2日 第19歩兵団長
昭和19年1月7日 留守近衛第2師団兵務部長
近衛第3師団兵務部長
昭和19年5月10日 独立混成第44旅団長
昭和20年6月22日 沖縄で戦死・陸軍中将進級

独立混成第44旅団は沖縄戦での激戦でもあるシュガーローフの戦いの主力でした。そしてこの部隊は鈴木少将が最初で最後の旅団長でした。
個人的に海軍参謀を被仰せ付け(正式な配属ではなく)なのが興味深いですね。海軍参謀を兼務してたのは
島村矩康大佐 士36・大43恩賜
大本営陸軍参謀兼連合艦隊参謀兼中部太平洋方面艦隊参謀 (戦死・少将)
後任に瀬島龍三陸軍少佐

田村義富少将 士31恩賜・大39恩賜
大本営陸軍参謀兼中部太平洋方面艦隊参謀副長

谷川一男少将 士33・大41
大本営陸軍参謀兼連合艦隊参謀副長(大佐)

の四人だけかと思ってました。

因みに永井潤一中尉は情報不明でわかりませんでした。

さてもう一つは山西省の崞県にあった特務機関の人の名刺。こちらは軍人ではなく、高等官軍属です。

軍属ですので詳しい事は不明です。

収集品をネット展示してみる～陸軍少将中村四郎太の名刺～

どうも、こんにちは、まごーんや。今日はウチの所蔵してる資料の中で1番のウエイトを占める、名刺から1枚展示します。
ウチは出来るかぎり、集めた資料は随時目録みたいなのに書き足して言ってるのですが、名刺が半分近く占めています。まぁ、そんな大層な物を買えるほどのお金はないし。
そして展示するのはこちら

陸軍少将中村四郎太閣下の名刺。ただし、陸軍中佐の頃のです。名刺にある若松連隊区は中佐が司令官を務めてます。余談ながら大阪の堺連隊区は大佐です。

中村四郎太閣下の経歴です(サクラタロウDBより抜粋)
明治29年11月26日 陸軍士官学校卒業（第8期）
明治30年6月28日 陸軍歩兵少尉
大正6年8月6日 若松聯隊区司令官
大正9年8月10日 陸軍歩兵大佐
大正10年7月20日 歩兵第35聯隊長
大正13年8月16日 陸軍少将・歩兵第23旅団長
大正14年5月1日 待命
大正14年5月25日 予備役

第35連隊長のころにシベリアへ従軍したのが確認されます。また、待命時期的に、軍縮の煽りを受けての予備役編入がうかがわれます。(もちろん海軍もかなり大規模にやっています。)
陸士同期には何にもせんじゅうろー、こと林銑十郎大将・元首相がいました。
非陸大での将官はかなりの苦労を伴ったと思われます。

収集品をネット展示してみる～貴重品袋～

どーも、こんにちは。まごーんや。
今日は意外と残っていないものを紹介します。

日本陸軍の貴重品袋です。
貴重品袋は文字通り貴重品を入れるやつです。この貴重品袋の所持者は参謀だった人らしいですが、何を入れていたんでしょうねぇ…。
売ってくれた人に聞くと、茨城県の一般家庭から買い取ったものらしく。詳しいことは分からないようです。ただ、調べてみると同県土浦市に同姓同名の方がいるので、もしかしたらその人の物かも知れせません。(2012年現在)
もし、その人でしたら恐らくは陸軍少佐～大尉でしょう。中佐だともし生きていたら100歳は超えてるので可能性はほぼありません。
アジ歴などで検索しても出ないので、困った困った…陸軍は名簿があまり表に出てないから大変や…

大阪のコミックトレジャーに行って来ました

こんにちは、まごーんやで。今日は大阪で行われたコミックトレジャーに行って来ました。
会場はこんな様子。

中。
コスプレさんも数人降りました。
このイベントでは海軍三種軍装についてと海軍空挺部隊についてのコピ本(であってるかな？)を買いました。
あと武蔵本と加賀本カッタヨー。