市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

宮崎県西都市小野崎1丁目76番地 電話0983-42-0027 入場無料 月曜休館

にぎわいを求めて

2011年11月17日 | 日記
秋の陽をさんさんと浴びている西都ですが
皆様の所はいかがでしょう。
北の国では雪の情報もありましたね。
一年中地面が見えている南九州から考えると、
4ヶ月5ヶ月と雪が積もっている暮らしが想像できない、
もちろん実感もできない…。
だからこそ雪が溶けて春が来た時の喜びはひとしおなのでしょうね。
もっとも、こちらは台風の玄関口ですので、
その季節が近づくと、「今年は当たり年じゃろか」と
心配するわけですが…。
東日本の被災された方々にはつらい季節になりますね。
どうぞ、お元気で過ごされますように、お祈りいたします。


さて、西都市では「えびす市」という名の朝市が開かれます。
夏場は夕やけ市として、夕方からか始まりますが、10月からは朝に。
毎月、第2日曜日の朝8時~11時まで。
夢たまごがある「あいそめ広場」がイベント会場になり、
その前の「小野崎通り」商店街に市が並びます。
2007年5月に始まって50回目の今月は13日(日)でした。

     

ステージでは妻高校吹奏楽部の演奏や、河野大樹さんのアコースティックギター、
喜多輝一さんのクラシックギター演奏、ビンゴゲーム大会などが繰り広げられました。
変わったところでは囲碁将棋ブース、廃油でキャンドルを作るコーナーなども。
大人も子どもも楽しめるようになっています。

 
         

お店は地場野菜や果物、手作り食品、花苗から綿菓子などなど。
朝早くからの準備、大変なことと思います。
今回は、高校生のブース「朝がゆ」コナーもありました。
若者がいる風景はますます活気が出ていいものですね。





この日は秋晴れのイベント日和。
西都市では、他の地区でもいくつかの催しがありました。
「都於郡(とのこおり)城址まつり」もその一つ。毎年この時期に行われます。
12日(土)、13日(日)の二日間。今年で15回目。
地区の小学生は時代行列のため、鎧兜の格好で家からでかけ、城址まで駆け上がる(武者行列)のです。
実はこの衣装、ダンボール製!すごいね~!お母さん達が作るんだとか。
カラフルに並んできれい!


        

都於郡城跡は、日向一円を掌握した伊藤祐持の城跡で、
子孫の伊藤マンショの生誕の地でもあります。
鎌倉時代に築かれ、242年もの間、綾城など48城を支配下に栄華を極めました。
木崎原合戦(えびの市)で島津軍に敗れ、やがて落城。
一族は豊後の国(大分県)に逃れていきました。

伊藤マンショは、豊後で暮らしていた時、キリスト教と出会い、
やがて天正遣欧使節の正使としてローマに渡り、帰国後は司祭となった人。



城の名残りなどはないけれど、曲輪(くるわ)の跡やマンショの像などがあります。
芝生の広場のステージでは子どものダンスや、和太鼓演奏、太極拳などの披露が続き、
テントには模擬店が賑わっていました。



他に「のだて」や「四半的(しはんまと)」などのコーナーもありました。
四半的とは、椅子に座って的を射る弓道みたいなもの。それぞれの町に協会があるようです。
前夜祭では花火も1000発!家の2階からもよく見えましたよ。
人との関わりが薄れつつある時代にみえますが、
こうして祭で賑わう風景に、人は誰かと寄り添って生きるのが幸せなんだと思った一日でした。



   






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カウンター