夢たまご玄関前の桜が満開です
木の下のコノハナサクヤヒメとニニギノミコトも嬉しそう…
弥勒祐徳先生も今朝、例の絵の具で模様を描いたいでたちで、
「西都原の桜が満開だから、今から描きに行くとです」と寄られました。
田んぼには水が張られ、気の早いカエルたちは合唱を始めました
夢たまごの今週は、無鑑査書道家の作品展を開催いたします。
井上時風 作品チャリティ展 (書道展)
展示期間:3月19日(火)~3月24日(日)
開館時間:10時~18時
(※注 4月から、年間とおして17時閉館となります。)
出展者のごあいさつより
~この度、私は喜寿の年、七十七歳才を迎え、
お世話になった西都で、この記念展とも思える
七回目の書個展を開くことにしました。
今回は、私の過去に書き置きの、
心に残る大小の作品を展示してみます。
それから、この機会に東北地方の被災した子供たちと、
ユニセフ協会の支援の子どもたちに手を伸ばす
チャリテイ展としています。
どうぞ、つたない書作品ですが、ご高覧いただき、
ご批評をいただければ幸いです。
チャリティへのご協力もお願いいたします。
本日は、出展者のパンフレットのことば(抜粋)よりご案内いたします。
「これで“時風”の書のゴールに」
~私が書で思うこと~
この5月が来ると、私は喜寿の77才になる。
振り返るとこの歳になり、60余年も書き続けたことになる。
書の道のスタートは終戦直後の小学4年生でした。
西都の都於郡小での当時、阿萬六雄(現・坂本)先生に習字好きにしてもらいました。
高鍋東中で、後に県書道協会の会長になられた
(故)増田朴翠(本名 作一)先生が在職されてて、先生に書道部員へ誘われ、
書の手ほどきを受け始め、私の書へのスタートになったのです。
この後、高鍋高校で(故)斉藤鈴山(本名 芳弘)先生に、
宮崎大学学芸学部で(故)小川渓水(本名 三千雄)先生に。
それから教職となり、小学校教員としても書に魅力にとりつかれてきました。
この書への引き付けというのが、中学生時の恩師(故)増田朴翠先生が
県書道協会の会長になられ、協会員として小生も書仲間の中に入り、
同時に(故)西村桂洲先生に師事させても頂きました。
中国、明の王鐸の粘り強い、自由自在の変化に富んだすばらしい流れ、
それに活力気力に満ちた書風に魅せられ、自分の書風にも取り込もうと
一心に筆を運んだものでした。
この過程がそのまま、私のここまでの時風の書を残存させたと言えるでしょう。
ここで“書は人なり”の名言に“書は人(時風)なり”と書き置くとき、
あと一つ書の中に書き手の人間味(人間性)をも加味できるとき、
この名言に怒られはしないでしょうか。
自分の書に、喜寿を越しても前進を目指さなければ“書齢”を伸ばすことはできません。
その書には常に作品のポイントを明確に、リズムを生かして、
心を込めて書くことから、自分に納得できる生き生きとした作品に
出会えるのではないかと思います。
“書は人なり”という書の名言に怒られないように、
人間としてのあり方をも加味できる真の“書は人なり”に心して
重ね得るよう書き続けていこうと思っています。
書仲間の方々、これからも“我が書”も一緒に置かせてください。
心機一転、筆を一気に運びたい。書仲間と一緒!!一期一会です。
あらためて展示できた書作品は墨の“黒色”と、紙の“白色”の
バランスによってできたものです。
どれも近作の多字、少字の大小の楷書体・行書体の書を中心に創作、
書の面白さ、楽しさを引き出したくて、少し昔の篆隷風にも手を広げ、
調和体(読める書)にも模索の手を伸ばしています。
いつものことで、自分自身、自分なりの納得できる生き生きとした作品を、
と書いたつもりだが、どの書だって満足できるものはできません。
それなのに、観て頂く方々には何かこれら書の中から
観た人なりの書的な雰囲気なるものを感じてもらえたら
と念じていました。それで十分であり、うれしいのです。~
時風氏は以前、本名の「井上忠雄」として、
夢たまごで「童謡・唱歌などのコンサート」を開かれたこともあります。
小学1年生を7年続けて担任したこともあり、
オルガンを弾きながら、よく生徒とうたったそうです
生徒さんの印象に残る優しい先生だったんでしょううね。
今日の初日み、さっそく「先生お久しぶりです!」との声が聞かれました。
今回の作品の中にも、すばらしい文字で書かれた「出船」「叱られて」など、
歌いたくなる歌詞が見られます。
井上時風(忠雄)氏のプロフィール
故 西村桂州先生にS.50まで師事
前 県教育書道展。墨友誌審査員
現 県書道協会員。県美術協会員
宮日美展無鑑査(S.47・S.50・S.58)
県美展入選
西部朝日書道展 特別賞(H.7)
読売書法展入選
後援 宮崎日日新聞社・宮崎県書道協会・宮崎県美術協会
日も長くなりました。
どうぞ、「あ、私の先生だ」と気づかれた方も、
先生と作品に会いにおいでくださいね。
お待ちしております。
次回の展示会のお知らせ
展示会名:弥勒祐徳 桜展
展示期間:3月26日(火)~4月7日(日)
木の下のコノハナサクヤヒメとニニギノミコトも嬉しそう…
弥勒祐徳先生も今朝、例の絵の具で模様を描いたいでたちで、
「西都原の桜が満開だから、今から描きに行くとです」と寄られました。
田んぼには水が張られ、気の早いカエルたちは合唱を始めました
夢たまごの今週は、無鑑査書道家の作品展を開催いたします。
井上時風 作品チャリティ展 (書道展)
展示期間:3月19日(火)~3月24日(日)
開館時間:10時~18時
(※注 4月から、年間とおして17時閉館となります。)
出展者のごあいさつより
~この度、私は喜寿の年、七十七歳才を迎え、
お世話になった西都で、この記念展とも思える
七回目の書個展を開くことにしました。
今回は、私の過去に書き置きの、
心に残る大小の作品を展示してみます。
それから、この機会に東北地方の被災した子供たちと、
ユニセフ協会の支援の子どもたちに手を伸ばす
チャリテイ展としています。
どうぞ、つたない書作品ですが、ご高覧いただき、
ご批評をいただければ幸いです。
チャリティへのご協力もお願いいたします。
井上時風氏とチャリティ用色紙など
本日は、出展者のパンフレットのことば(抜粋)よりご案内いたします。
「これで“時風”の書のゴールに」
~私が書で思うこと~
この5月が来ると、私は喜寿の77才になる。
振り返るとこの歳になり、60余年も書き続けたことになる。
書の道のスタートは終戦直後の小学4年生でした。
西都の都於郡小での当時、阿萬六雄(現・坂本)先生に習字好きにしてもらいました。
高鍋東中で、後に県書道協会の会長になられた
(故)増田朴翠(本名 作一)先生が在職されてて、先生に書道部員へ誘われ、
書の手ほどきを受け始め、私の書へのスタートになったのです。
この後、高鍋高校で(故)斉藤鈴山(本名 芳弘)先生に、
宮崎大学学芸学部で(故)小川渓水(本名 三千雄)先生に。
それから教職となり、小学校教員としても書に魅力にとりつかれてきました。
この書への引き付けというのが、中学生時の恩師(故)増田朴翠先生が
県書道協会の会長になられ、協会員として小生も書仲間の中に入り、
同時に(故)西村桂洲先生に師事させても頂きました。
中国、明の王鐸の粘り強い、自由自在の変化に富んだすばらしい流れ、
それに活力気力に満ちた書風に魅せられ、自分の書風にも取り込もうと
一心に筆を運んだものでした。
「酒中趣」
のむ酒にも その座の宴にも なんとも言えない趣きあり…との意味だそうですね。
のむ酒にも その座の宴にも なんとも言えない趣きあり…との意味だそうですね。
この過程がそのまま、私のここまでの時風の書を残存させたと言えるでしょう。
ここで“書は人なり”の名言に“書は人(時風)なり”と書き置くとき、
あと一つ書の中に書き手の人間味(人間性)をも加味できるとき、
この名言に怒られはしないでしょうか。
自分の書に、喜寿を越しても前進を目指さなければ“書齢”を伸ばすことはできません。
その書には常に作品のポイントを明確に、リズムを生かして、
心を込めて書くことから、自分に納得できる生き生きとした作品に
出会えるのではないかと思います。
“書は人なり”という書の名言に怒られないように、
人間としてのあり方をも加味できる真の“書は人なり”に心して
重ね得るよう書き続けていこうと思っています。
書仲間の方々、これからも“我が書”も一緒に置かせてください。
心機一転、筆を一気に運びたい。書仲間と一緒!!一期一会です。
若山牧水の句
「飲んだらだめよ」と注ぐ母への心からの句…とあります。
「飲んだらだめよ」と注ぐ母への心からの句…とあります。
あらためて展示できた書作品は墨の“黒色”と、紙の“白色”の
バランスによってできたものです。
どれも近作の多字、少字の大小の楷書体・行書体の書を中心に創作、
書の面白さ、楽しさを引き出したくて、少し昔の篆隷風にも手を広げ、
調和体(読める書)にも模索の手を伸ばしています。
いつものことで、自分自身、自分なりの納得できる生き生きとした作品を、
と書いたつもりだが、どの書だって満足できるものはできません。
それなのに、観て頂く方々には何かこれら書の中から
観た人なりの書的な雰囲気なるものを感じてもらえたら
と念じていました。それで十分であり、うれしいのです。~
会場風景
会場には39点の書の他、チャリティ用に色紙・掛け軸多数展示してあります。
会場には39点の書の他、チャリティ用に色紙・掛け軸多数展示してあります。
時風氏は以前、本名の「井上忠雄」として、
夢たまごで「童謡・唱歌などのコンサート」を開かれたこともあります。
小学1年生を7年続けて担任したこともあり、
オルガンを弾きながら、よく生徒とうたったそうです
生徒さんの印象に残る優しい先生だったんでしょううね。
今日の初日み、さっそく「先生お久しぶりです!」との声が聞かれました。
今回の作品の中にも、すばらしい文字で書かれた「出船」「叱られて」など、
歌いたくなる歌詞が見られます。
井上時風(忠雄)氏のプロフィール
故 西村桂州先生にS.50まで師事
前 県教育書道展。墨友誌審査員
現 県書道協会員。県美術協会員
宮日美展無鑑査(S.47・S.50・S.58)
県美展入選
西部朝日書道展 特別賞(H.7)
読売書法展入選
後援 宮崎日日新聞社・宮崎県書道協会・宮崎県美術協会
日も長くなりました。
どうぞ、「あ、私の先生だ」と気づかれた方も、
先生と作品に会いにおいでくださいね。
お待ちしております。
次回の展示会のお知らせ
展示会名:弥勒祐徳 桜展
展示期間:3月26日(火)~4月7日(日)