市民の憩いの場 宮崎県西都市「まちなかギャラリー夢たまご」ブログ

宮崎県西都市小野崎1丁目76番地 電話0983-42-0027 入場無料 月曜休館

思い出の妻線 メモリアル展(絵画・写真)

2014年11月12日 | 展覧会情報
夢たまご前、あいそめ広場の木々はすっかり葉を落とし、
ひそやかに春への準備を始めるようです。
このギャラリー「夢たまご」は、元「国鉄 妻駅」だった所のすぐ近くにあります。
今週から3週間の会期で、これらにまつわる展示会が始まりました


~妻線廃線30周年記念事業~
思い出の妻線 メモリアル展 (絵画・写真ほか)    

展示期間 : 11月11日(火)~11月30日(日)  3週間ですので、間の月曜日も開館致します。
開館時間 : 10時~17時  (最終日は16:00まで)



      

この企画は「思い出の妻線イベント実行委員会」が行い、
妻駅西地区商店街振興組合の主催となっています。

先だって行われた「散策ウオーキング」…この展示会…
そして11月30(日)のイベントへと企画は繋がっていきます。


(左)弥勒祐徳・作 「妻駅」 1984年      (右)スケッチ「杉安駅ホーム」 1984年
        
~作者の言葉より~
ここは終点杉安駅のホームである。九州山脈の山がそこに迫ってきている。
ホームには誰もいない。雑草と赤さびた線路が強く印象に残る。
あと何日かで消えるこの路線も何となく淋しい。
秋も深まれば杉安峡も山々が紅葉し、日向嵐山としての多くのファンを観光客に呼んだ。
それがダムによる汚染・妻線の廃止という二重のパンチに、この杉安駅も消えていく。
この杉安駅では九州山地から筏で運ばれた木材が、ここから汽車に積み込まれ、県外に輸送された。


その杉安狭には屋形船も浮かび、大変な賑わいだったそうです。

会場には油絵による妻線の列車や風景(サイズ100号まで)が20点。
他には線路(実物)・駅員さん、乗務員さんグッズ・記念キップ・機関車ミニチュア・
さらに、廃線に伴う市民の俳句や短歌などを展示。

        



懐かしい鼻のバス。(国鉄バス)

車掌さん(バスガールと言っていましたね)のこのカバンと紺の制服。女の子の憧れの職業だった時代もありました。
妻線が廃止になった後も、10年くらい国鉄バスは走っていたそうです。
この写真のご本人が、たくさんの思い出話をして下さいました。


妻線廃止反対運動の時のスナップや、何気ない駅の風景など…
佐土原駅~西佐土原~黒生野~妻~穂北~杉安 という20分くらいで終点に着くと言うこの路線
どれほどの人々の夢や希望を運んだことでしょう。

どうぞ、懐かしいふるさとを思い出し、味わいにお出かけ下さい。
鉄道マニアの方にも楽しい展示会です。

次回は、11月30日(日)に妻駅跡駐車場とその周辺で行われる、楽しいイベントについてお知らせ致します。





次回の展示会のお知らせ

展示会名 : 税田啓一郎 絵画作品展
展示期間 : 12月2日(火)~12月7日(日)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カウンター