彩雲弦楽器工房

山形市にあるギター等の弦楽器工房です。製作、メンテナンスや修理、改造はお任せください。

「夜菜-よな-」の表板

2016年08月02日 | 新作楽器

表板に嵌める貝が出来たので、いよいよ表板の加工に入ります。

 

 

まずは3つのサウンドホールを開けて、ロゼッタラインの溝を掘って、インレイの溝も掘ります。

サウンドホールは一番大きい穴は自由錐、一番小さい穴はドリルビット、

真ん中の穴は丁度良い道具がなかったので糸鋸とやすりで開けました。

ロゼッタラインとインレイの溝はトリマーでおおまかに掘りました。

 

 

細かいところは鑿などでちまちまと掘っていきます。

貝と溝の形がぴったりと合ったらエポキシ樹脂にローズの粉を混ぜて貝を埋めます。

 

エポキシが固まったらとび出た部分をサンドペーパーで削り、ツラを合わせます。

 

するとこんな感じ

相変わらず目が怖いですが塗装の前にまた化粧します。

 

ちなみに黒髪ですが、見る角度を変えると・・・

見事な金髪になります。

う~ん、貝って不思議ですねぇ。

 

全体はこんな感じ

我ながら良い出来かと、

カッコいいですね。

 

 

今日の一枚

「なんだちみは」

写真撮ってる間ずっと威嚇されてた

 

 

 

 

 

コメント
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