師匠 ひな人形をつくる

師匠：ム、これで出来上がりじゃ。





弟子：あ、何を作ったんですか？

師匠：ひな人形じゃ。もちに海苔を張ってつくってみたぞ。





弟子：う、うぁ・・・
　　　　これ、カビだらけじゃないですか。古いもち使ったんでしょう。なんか、シミみたいです・・・

師匠：！！！　　バ、バッカモーン！





師匠：ば、晩婚化が進む今日この頃の世相を表してるんじゃっ。

弟子：そんな雛人形を作ったら、世の中の女の人に反感買いますよ。





師匠：老眼でカビが生えているのが見えなかっただけで、決してシミだらけのひな人形を作ったわけではないのじゃ・・・
　　　わしだってまだ嫁入り前なんじゃよ・・・心はいつまでも乙女じゃ。

早めの花粉症対策

師匠：ム、そろそろ花粉症の対策を始めるか。





弟子：あ、なんか早めの対策で、花粉症の症状が和らぐそうですね。
　　　で、どんなことをするんですか？

師匠：これじゃ、トイレの手拭き紙をちょっと失敬してきたので、
　　　これで、鼻の下をきたえるのじゃ。

　




弟子：は？鼻の下？

師匠：毎年鼻のかみすぎで、鼻の下がひりひりするんで、今からこの紙で鼻をかんで鍛えるんじゃ。





　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　チーン





師匠：ムムム・・・一発で鼻の下がヒリヒリじゃ・・・・　


弟子：だ、大丈夫ですか・・・・・・・

師匠 燃え尽きる

　
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弟子：師匠：さっきからずーっとボーっとしてません？

師匠：ム、命を懸けていた豆まきが終わってから、何もやる気が起きんのじゃ。





弟子：え、まさか燃え尽き症候群ですか？
　　　　燃え尽きてしまうほど命かけてた気きもしませんが・・・
　　　　　豆買うの忘れてたぐらいだし・・・

師匠：バッカモーンッ！！おぬしのその言葉で再び炎がメラメラしだしたぞっっっ！！
　　　

エア豆まき

弟子：あっ、ついに鬼のお面完成したんですか？
　　　で、角の数は何本なんです？

師匠：ム、赤鬼が一本で青鬼が二本なら、赤と青を混ぜて作る紫色をした鬼の角は三本じゃ。




弟子：ぷっ、なるほど～

師匠：よし、豆を投げるから、この絵を持っててくれ。





師匠：ムムムムムッッ！！！
　　　ワシとしたことが、角の数に気を取られてて肝心の豆を買い忘れとったわ～っ！！！





師匠：ええい、こうなったらエア豆まきじゃーーーっ！！
　　　おには～そとっ。ふくは～うちっ！！

弟子：あれだけ大切にしてたわりに、結局いい加減なんだから・・・・

鬼の角の数

師匠：ム～～





弟子：師匠、鬼の角の数についてですが、赤鬼が一本で青鬼が二本という歌詞の歌を発見しました。
　　　これで悩み解決ですねっ！！


　　


師匠：ム、いや、悩みはますます深くなるばかりじゃ。

弟子：え、どうしてですか？





師匠：なぜなら「紫鬼」じゃからじゃ・・・・・・