一番心に残った競技

弟子：今日でオリンピックも終わりですね。
　　これからパラリンピックが始まりますけれど、今回のオリンピックで一番心に残っているものってありますか？





師匠：ム？そうじゃなぁ。　
　　　あれかのぉ？ほら、あれじゃ。

弟子：え、何ですか？


　　　


師匠：ム～ン、なんという競技かわからんが、棒履いてくるくる回っとったやつじゃ。

弟子：え？スケートですか。スキー？スノーボード？





師匠：ム～ムムム！　バッカモーン！！ワシの頭の中で様々な競技が混ざりあってしもうて、なんじゃか分からんっ！！

弟子：もしかして師匠の考えていることって、今回は時差の関係でたくさん中継を見られたし、
　　　ちょっと似た競技と競技名がたくさんあったし、
　　　選手の活躍も素晴らしかったし、そういうわけで目立って心に残る競技が逆になかったという感じですか？
　　　実は私もそうだったりします・・・・・・

師匠：そ、そうなのじゃぁぁ～・・・・・・・・・（ほんとは年のせいで忘れっぽいのじゃが、そういうことにしておこう・・・）

オリンピックであこがれて

弟子：昨日のフィギュアスケート見ましたか？
　　　かっこよかったですよね～

師匠：ム





弟子：きっとあこがれて、フィギアスケートに挑戦する子増えるんじゃないですか？

師匠：ム、もちろんそうじゃろうのぉ。





師匠：じゃから、フィギアスケート教室が満員にならないうちにもう申し込みしてきたぞ。
　　　四年前にも申し込みしようと思ったんじゃが、すでに定員いっぱいじゃったんじゃ。

弟子：え、師匠がフィギア教室ですか？





師匠：それだけじゃないぞ。ジャンプ教室やスピードスケート教室、滑降、回転、
　　　スケルトン、リュージュ、ボブスレー、アイスホッケー、カーリング教室など、
　　　　たくさんの教室に申し込んどいた。

弟子：憧れ具合がすごすぎですけど・・・・　
　　　ほとんど一般に教室なんてやってそうもない気がするんですが、ほんとにあるんですか？

プライドとチョコレート

弟子：師匠もバレンタインデーにはチョコレートもらいたいですか？

師匠：ム？　やはり、男として一生に一度くらいもらってみるのも悪くないかのぉ。





弟子：じゃあ、これどうぞ。私がもらった義理チョコなんですが、あまり食べないんであげますよ。





師匠：バッカモーンッッ！そんなもん受け取れるかっ！！
　　　　一度男の手に渡ったチョコレートなんか、ワシのプライドが許さんのじゃっ！





弟子：じゃあ、女友達に師匠のこと話したらどうやら気になったみたいで、
　　　渡してくれって言われたこのチョコレートもいらないですね？　残念ですが返しときます。

師匠：ムム！　バッカモーーン！　どうしてそれを先に渡さないんじゃー！　初めてのチョコレートじゃったのに！

胃もたれの原因

師匠：ウップッ・・・・・





弟子：師匠、おはようございます。あれ、白湯なんか飲んでどうしたんですか？

師匠：ム、チョコレート汁飲みすぎて、胃もたれがひどいんじゃ。





師匠：去年のバレンタインのチョコレートが余ってたんで、今のうちに使い切ろうと思って汁にして飲んだら、胃もたれじゃ。

弟子：去年のバレンタインチョコレートですか？一つももらえなかった記憶があるんですけど？





師匠：バッカモーンッッ！！！
　　　バレンタイン過ぎて半額の見切り品になったもんが山ほど売られていたんで、買ったやつじゃー！
　　　バレンタインのチョコレートの数なんか気にするようなワシじゃないっっ！！！

弟子：そ、そうでしたっけ？　毎年落ち込んでいたような気が・・・・・・

師匠：バッカモーーーーンッッッッ！ばらすなっっ！！