師匠 ハイキングへ行こうとする

弟子：おや、師匠どこか行くんですか？

師匠：ム、せっかくのゴールデンウィークじゃから、ちょっとハイキングでも行こうかと思ってのぉ。





弟子：そうですか～
　　　あれ、師匠の星座って三角座でしたっけ？

師匠：ム、そうじゃよ。





弟子：うわ～　師匠の今日の運勢最悪です。
　　　一歩でも外に出たら災難に遭うかもしれないって書いてありますよ。

師匠：ムム！まさかそんな・・・





弟子：ほら、ここにそう書いてあります。

師匠：ム・・・なんじゃかのどが痛くなってきた。
　　　今日はハイキングやめとくかのぉ・・・・・・

師匠 ゴールデンウィークの予定を決める

師匠：ム～





弟子：何をさっきから悩んでいるんです？

師匠：ム、今年のゴールデンウィークをどう過ごそうかと思って、計画をねってるんじゃ。
　　　何をしたらいいかのう？





弟子：師匠、師匠は普段から仕事してるわけじゃないんで、
　　　わざわざゴールデンウィークに遊ぼうとしなくていいんじゃないですか？
　　　世の中混んでて大変ですよ。





師匠：ム、それもそうじゃな。世間が騒いどるんで、ついついワシまでのせられてしもうた。
　　　だまされるところじゃった。危ない危ない。

春眠

・・・・・・・・・・・・・・





弟子：ふぁぁぁ～　なんだか眠くなってきちゃいましたよ。
　　　師匠は眠くないですか？







弟子：あれ、師匠寝ちゃったんですか？
　　　お～い、師匠っ！！




師匠：バッカモーン！！
　　　眠くも寝てもおらんかったぞ。ただ、うとうとしてただけじゃっっ！！

弟子：それ、両方です。

師匠 自分の言葉に酔う

師匠：ム、今日は花散らす雨となってしもうたのぉ。

弟子：そうですね。お花見できなくて残念です。




師匠：いや、しかし花散らす雨とは美しいのぉ。

弟子：そうですか。私は天気のいい時の方が桜があでやかで好きですけど。




師匠：バッカモーンッッ！！
　　　　ワシが言っておるのは「花散らす雨」という言葉の方じゃ。
　　　　抒情的で美しく、言葉の陰に景色が見えてくるようじゃ。




弟子：はあ、お酒も飲まずに自分に酔ってしまいましたか。
　　　安上がりなお花見ですね。桜もお酒も必要ないなんて！

師匠：バッカモン！詩心が分からん奴に、花見なんぞ必要ないわっ！！

どうでもいい言葉

入学式まで持たないと思っていた桜も、どうやら丁度いい塩梅になりそうじゃのぉ。
まあ、入学式に全くかかわりないんじゃが。