目出し帽の使い道1

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





弟子：おはようございます。今日も寒いですねぇ～

師匠：ム





師匠：のお、目出し帽というやつはどこで売っているんじゃ？

弟子：わかんないですけど、ネットとかなら売ってるんじゃないですか？
　　　って、なんに使うんですか？




師匠：いや、ちょっと仕事するときに使いたいのぉと思ってな。

弟子：仕事って、ま、まさか銀行強盗ですか？？？？





師匠：バッカモーンッ！ワシが警察に捕まるようなことするかっ！！！
　　　雪かきじゃよ。これからきっと降るじゃろうから。

弟子：ああ、それならよかった。
　　　でも、雪かきに目出し帽かぶってたら、警察に捕まらなくても、とりあえず職務質問は受けるでしょうねぇ。

師匠に相談

弟子：最近、進路についていろいろな人に相談してるんですけれど、色々なアドバイスもらっちゃって、逆に混乱しています。　
　　　どうしたらいいんですかね？





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





弟子：し、ししょう・・・なんか言ってくださいよ！！

師匠：バッカモーン！！すでに混乱してるところにワシがなんか言ったら、さらに混乱するじゃないかっ！





弟子：まあ、そうなんですけど・・・でもなんか言ってほしかったんです。

師匠：まだまだ若いんじゃから、自分の思った道をとりあえず歩んでみたらどうじゃ。
　　　曲がったり引き返したり迷ったりしていることが長くても、その内しっかりした道が見えてくるじゃろうよ。





弟子：師匠にしては、すごいまともなアドバイスでびっくりしました。だてに歳はとってませんねぇ～

師匠：バッカモーンッッ！！ワシをおちょくっとるのかっ！

秋を楽しむ

師匠：ム。秋は気候がいいから、考え事をするのに持って来いじゃのぉ。
　　　人生の意味でも考えるとするか。





師匠：・・・・・・・・・・・・・・・・・・





師匠：・・・・・・・・・・・・・・・・・・





師匠：・・・・・・・・・・・・・・・・・・





師匠：・・・・・・・・・・・・・・・・・・

弟子：師匠熟睡してる…
　　　　下手の考え休むに似たりですか？

紅葉の師匠

師匠：ム、紅葉と桜では、どちらが長く楽しめるかのぉ。





弟子：はあ、そうですね～　やっぱり紅葉の方がかなり長いんじゃないですか。





師匠：やっぱりそうじゃのぉ。
　　　わしのような人生の紅葉期に入ってても、まだまだ楽しみは長いんじゃな。





弟子：まあ、でも、急に突風が吹いて、あっという間に落っこちちゃうこともありますけど……

師匠：バッカモーン！！
　　　　ワシが突然死ぬと言うのかーーーっっっ！！





弟子：いや、紅葉の話です・・・・・・
　　　師匠は、『最後の一葉』の描かれた葉っぱのようにしぶとそうです。と言うか、絶対落ちそうもないです。

こたつ登場

師匠：ム。今年もこたつの時期がやってきたのぉ～





弟子：おはようございます。
　　　　あっ、こたつですね～

師匠：ム、風邪引かないように、早めにこたつを出したぞ。





弟子：あったかいな～
　　　　こたつに入ると、どうしてもみかんが食べたくなりますよね。

師匠：ム？





師匠：みかんはないけど、オレンジならあるぞ。

弟子：い、いや、やっぱりみかんじゃないと雰囲気出ません……





師匠：みかんでダメなら、バナナでどうじゃ？

弟子：そういう問題じゃないですっ。みかんじゃないとダメだって言ってるんですからっっっ！