新上総国観音巡礼(その7)

2014-05-22 20:45:00 | 新上総国33観音

平成26年5月22日
昨年10月から今年の1月に新上総国観音を巡礼し結願したのだが、宿題が残った。 宿題は18番岩富寺の参道が閉鎖されていて観音堂を参拝できなかったことである。 今年の5月18日から6月18日が新上総国観音のご開帳なので心待ちにしていた。 せっかくだから近くの印象に残っている札所の参拝も兼ねて回ることにした。
先ずは、発願寺の高倉観音(高蔵寺)である。 高倉観音は坂東巡礼の時から4回目の参拝である。 今回は、新上総のご開帳なので観音本尊にお目にかかることができた。 大変大変立派な観音さまで感激である。 観音像は目が細く、きりっとしていたのが印象的。


1Fの観音浄土巡りもさせていただいた。


10番長泉寺 仁王様が立派なお寺である。 下は観音堂。


10番の観音本尊(聖観世音菩薩)


12番興源寺の新上総観音札所本尊 


12番興源寺の十一面観音 ここは二寺が合併された由、そのため、観音本尊が二体あります。


18番岩富寺 やっとお堂を参拝できました。 今回はこの岩富寺の参拝が一番の目的なので感激です。 岩富寺は山中の霊気あふれるお堂です。 ご開帳の時のみご住職がいますがいつもは無住です。
仁王門(修理中) 霊気あふれるとはこういう感じでしょうか。


観音堂


観音堂内の千手観音様、小生がお目にかかれるのはこれが最後でしょうか、大変立派なお姿です。

ご住職からも色々なお話を伺い、お茶のご接待までいただきました。 さぞかし管理も大変でしょう。

23番東福寺境内の仏足石


境内のせんだんの木が綺麗でした。


あぁ 今日もいい日だった。 宿題も片付いた。 それにしても今回は良い観音像に出会えた旅だった。12年後も元気でいられるだろうか。



新上総国33観音巡礼(その6)

2014-01-03 16:20:00 | 新上総国33観音
平成26年1月2日

新上総国観音巡礼も6回目となった。 正月でもあるし、南房旅行を兼ねて回ることにした。
今回で結願の予定だ。

先ずは市原で残った31番からとした。
第31番 釈蔵院 この地の名刹である。 ご住職(女性)に親切にご案内いただき、ご接待いただいた。(感謝である)


記念にご本尊様の前で女房と1枚撮らせていただいた。


第3番 圓明院 牛久の札所である。ここの観音様は「琵琶首十一面観世音菩薩」という珍しい観音様であるが今回はお目にかかれなかった。 春のご開帳寺に再訪したいものである。 ここの宝筐印塔は立派なものである。


第5番 歓喜寺 参道石段脇の十二支の飾り物が面白い。


これは戌。 こんなのが12体あります。


第6番 玉泉寺 本尊の阿弥陀如来三尊仏


境内からの眺め。 周囲は農家が点在。


平成26年1月3日

第7番 最明寺 御宿の札所である。 ここが結願寺となった。 結願に相応しい立派なお寺でご住職にもお世話になった。
本堂から観音堂への急な石段。 参道脇には、水仙が咲いていた。


観音堂


観音本尊


せっかく、御宿まできたので「月の砂漠公園」をぶらり。20年振り位だろうか懐かしい。


無事に新上総国観音も結願できた。ありがたいことである。 今年は「葛飾坂東観音」、「秩父観音」そして今回、結願した「新上総国観音」もご開帳である。 体調を万全にしてお詣りしたいものだ。

あぁ今日もいい一日だった。 今年も良い年でありますように。


新上総国観音巡礼(その5)

2013-12-01 16:34:00 | 新上総国33観音
平成25年12月1日
師走となった。 新上総国観音巡礼も今年中に結願したいので出かけた。今日は富津、君津、市原方面をまわった。

第4番 空蔵院 元は4番札所は、長南町の長福寿寺だったのが当寺に変更となった。 お寺の奥様には大変ご親切にしていただき内陣も参拝させていただいた。 時代を感じる如意輪観世音である。


面白いのは、千体地蔵である。 高さ10cmほどの地蔵様がびっしりと祀られている。 元はもっと沢山あったが、博打の必勝のお守りとして持ち出し、勝ったらお返しする筈なのが返却されないまま、数が減ってきたと伺う。 それでも480体はあるとのこと。


第18番 岩富寺 ここは、11月初めにもお詣りしようと思ったが、台風の影響と該当住所が2カ所あり、ナビが機能しなく諦めた寺である。 今回は何とか入口までたどり着いたのだが、なんと道が閉鎖されていて行けないのである。 次のご開帳までだめなのだろうか?


第19番 最勝福寺 若い奥様に内陣をご案内いただいた。美しい如意輪観世音様が印象的である。


同、内陣の飾り物、見事なものである。


第20番 正法院 入口から本堂方面。 整った本堂である。


第21番 萬福寺 境内の舟が面白い。


第22番 醫光寺 ちょうど葬儀が行われていたが、親切にご案内いただき、23番への電話連絡もしていただき感謝している。 当寺で特筆すべきは大きな梵鐘である。 梵鐘に掘られた如来様も見事だった。


第23番 東福寺 22番で事前にご連絡していただいたので、スムーズに内陣までご案内いただいた。 境内の佛足石あり。


第28番 遍照院 境内に様々な植栽があり美しい。 参拝時は皇帝ダリアが咲いていた。


第29番 長谷寺 周りは沢山の墓地。 ちょうど檀家の方々が清曹オておられた。 皆でお寺を大切に守っているのだろう。 本堂が美しい。


第30番 信隆寺 街中の一般民家だった。 気が付かずに前を行ったり来たりでやっとたどり着いたがご住職は不在だった。 差し替えでも置いて下さるとありがたいのだが・・・


ともあれ、本日の予定は終わった。 宿題が2っ残った。 18番と30番である。 焦らずに再訪のつもりだ。 新上総国観音を回って気が付いたことがある。 それは、この地の方々の地蔵信仰である。 どの寺にも六地蔵が祀られ、六地蔵が3組もあった寺もあった。 千体地蔵にも二寺で出会った。

あぁ、今日もいい日だった。



ああああ

新上総国観音巡礼(その4)

2013-11-03 18:24:00 | 新上総国33観音
平成25年11月3日
新上総国観音巡礼(その4)

新上総巡礼の4回目である。 今日は、君津から富津の10番~18番の予定だ。
先ずは君津の10番長泉寺。 ここの札所の鐘楼はとても美しい。 屋根の造りがいいのだ。 また入口の二体の仁王様も立派なものである。


仁王像


11番久原寺
ここで必見なのは、地蔵堂である。 堂内の千体地蔵が見事である。 壁面にびっしりと祀られた小さな地蔵様は凄いの一語。 ご住職にお願いして中でお参りさせていただいた。、


12番興源寺
山門への急な石段である。 石段前の大樟も凄い。 参拝時は法要があり、準備も大変な中、色々とご説明いただき感謝である。


13番華蔵院
金谷港の近くの札所。 ここでの特筆は本堂内陣の欄間の絵とか十六羅漢の襖絵だ。 奥様には内陣のお宝ともいえる数々の物のご説明をしていてだきました。 普通では絶対に見られない物まで見させていただき感謝感謝です。(必ず再訪します)


14番不動院
忠ェの札所。 ここでは、お不動様のお姿をご覧いただこう。


15番圓鏡寺
あいにく、ご住職は不在だったが(16番と兼務?)、林の中の風情ある札所。 境内の左側の道を行くと観音堂へ。 境内の紅葉も少し色ついてきた。


観音堂の右側に不思議な造形物あり。 子孫繁栄祈願でしょうか、夫婦和合の祈願でしょうか。 沢山の札所を巡ってきたがこれは珍しいです。 おおらかな景色ですね~。 猿島観音の造り物を思い出した。<合掌>


16番像法寺
往時は、大寺だったのでしょう。 ご住職がお話好きの方で札所のあり方(札所を管理するお寺さんのあり方)とか色々とご説教くださいました。 お茶もいただき、ご供物まで頂戴しました。 ここは15番、18番の管理もされているようです。 18番のご朱印もいただきました。


17番寶龍寺
上総の方はなんで親切な方がおおいのでしょうか。 ここのご住職にも大変お世話になりました。 わざわざ観音堂の開扉までしていただき、観音様本尊をじっくり拝ませていただきました。 金色の実に美しい十一面観世音菩薩像です。 読経して数分間お顔を拝ませていただきました。 こちらがお礼を言わなければならないのに「お詣りくださってありがとうございます」の言葉を何回もいただきました。 帰りには、お茶のボトルと柿までいただきました。 

ご住職様、ありがとうございました。 ご縁あらば再訪させていただきます。

18番岩富寺
ここが大問題であった。 お寺の800m程手前が台風の崖崩れで車が通れないのだ。 工事中の方に回り道を聞き、ナビで行くがお寺に着かない。 近所の農家の奥様に聞くと、ここはお寺の番地とおなじなのでご開帳の時は迷ってくる方が沢山いますとのこと。 この道も閉ざされた。 まぁ良しとしよう。 来年はご開帳だし、道も直るだろう。 これも修行だ。

ここで今回の打ち止めとした。

あぁ今日もいい日だった。 宿題も残ったがノープロブレム! 


新上総国観音巡礼(その3)

2013-11-01 14:47:00 | 新上総国33観音
平成25年11月1日

新上総国観音巡礼3回目
新上総国観音は、32番と33番が北側にあり、どうも木更津とか君津と一緒には回れない。 今日は、成東の32番不動堂のみを参拝する。 32番は、一般には、「浪切不動」と呼ばれている。 とにかく圧唐ウれる程、美しいお堂である。 懸崖造りというのだろうか、似たようなお堂とは、安房國札観音の崖観音、信濃観音の清水寺、阪東観音の笠森寺と出会ったが、ここ不動堂は、朱色が鮮やかで圧唐ウれた。
朱色の山門も美しい。


社務所の周りには、様々な石仏がある。


観音堂、不動堂へ登る途中にあり


札所本尊は、十一面観世音。(整ったお姿です) 「ボケ封じ観音」といわれています。


下から、浪切不動堂を見上げたもの。(実に美しい)


不動堂からの景色、成東の町が一望できる絶景ャCントです


今日は、一寺のみの参拝だったが、お堂の美しさに最高の気分だ。 お寺の奥様にもご親切にしていただき感謝している。

往復で、参拝時間も含めて3時間程の旅だったが大満足である。

あぁ今日もいい日だった。