信濃33観音(結願) 

2011-10-15 15:00:00 | 信濃33観音
今回は観音巡礼の旅だが、時節がら紅葉も期待して。

23年10月14日
紅葉を期待して、中央アルプスの木曾駒ケ岳を訪ねたが、霧のため残念。(略)
駒ヶ根の「光前寺」に寄る。 ここは駒ヶ根の名刹である。 その内にアルバム化予定。信州の苔寺といってもいいでしょう。

今夜の泊まりは、安曇野、掘金の公共の宿「四季の郷」。宿の部屋から「常念岳」がよく見えます。

23年10月15日

信濃観音巡礼も後残すところ、4札所のみとなった。今回はこの4寺を参拝し、信濃33観音巡礼を結願する目的で信州に来た。 先ずは、20番の岩井堂に向かった。
ところが試練が待っていた。 寺への道を間違えて、とんでもない小道に迷い込む。細い道をバックで戻るとき。後輪を側溝に落としてしまった。周囲に民家も人もなし。万事休すの状態である。 徒歩で民家のある場所まで戻り救援依頼をお願いしようとした。
自宅の草刈りをしている女性に事情を話したら、この女性が知人の何人かに電話をして下さり。男性2人が助けてくれるとのこと。 側溝に敷く材木等の資材も調達してくれ、作業の結果、無事、脱出できた。 今回の参拝はあきらめかけていたのにである。 まさに観音様のお陰である。 (感謝、感謝)

気を取り直して、信濃20番岩井堂(長安寺)へ向かう。 無住のお堂である。納経所も信濃27番(牛伏観音)に移管されている。 お参りのみした。 宿題が残った。


信濃3番札所 岩井堂(尻つみ観音)。 無住であるが近所の方々がお守りしてくれている。
納経所はお堂下の宮下様


宮下家に飾ってあった、観音像の写真


宮下家(立派なお宅である)


3番を後に姥捨の長楽寺へ向かう途中の聖湖


信濃14番長楽寺
岩に寄り添った立派なお堂


境内寸景


境内寸景


さて、いよいよ信濃13番開眼寺、札所最後の寺である。 信濃観音巡礼を始めたのは、平成3年8月なので、なんと19年以上かかった訳だ。 転勤があったり、父母が他界したりして、20年近くもかかったが、それだけに、この寺で結願かと思うと感慨深い。 この寺では、奥さんに、本堂内の説明をしていただいた。 ご主人(ご住職)は、技術屋さんだったようで「YEW」にお勤めだったとのこと。

信濃33観音 第13番 開眼寺


境内


境内


今夜は、「上山田温泉 千曲館」泊。 上山田は擦れた感じの宿が多いのだが、今回は、当たりである。温泉は最高でした。(中でも大正ロマン風呂はお奨め)

10月16日
帰路は、「海野宿」と「釈尊寺」に寄って帰ることにした。

海野宿は、今、勤めているところの理事さん(なんと「海野」さんといいます)が、こちらのご出身で海野宿のお話を伺ったことがあるので寄ってみたくなったのです。

海野宿寸景(風情があります)


海野宿寸景 (凄い立派な「うだつ」の家がありますよ)


海野宿を後にして、小諸の釈尊寺(布引観音)へ向かう。 ここは、信濃33札所の29番で以前も参拝したが、今回、信濃33を結願したこともあり参拝した。 急坂を約20分登る。(前回は感じなかったが結構きつい。年を感じた) 写真右側が急坂の参道。


谷越えに、観音堂を望む(結構、有名スャbトです。紅葉の頃が最高です)


釈尊寺を後にして、自宅に戻る。 今回は、色々トラブルもあったが感慨深い旅であった。
特に、20番を前にした山中の落輪トラブルとお世話になった方々への恩は忘れられないだろう。(本当に、ありがとうございました)
信濃を訪れたら、必ず、どこかの札所にお参りしようと思った旅だった。

あぁ、今日もいい日だった。


信濃33観音

2011-08-16 20:29:00 | 信濃33観音
信濃観音霊場巡礼も約17年程途絶えていて、あと9寺が残っている。
この夏は、これに挑戦しようと思っていた。
理由は、元気な内に信濃観音を結願したいのと、今、勤務しているところが、今年が「公益法人移行申請」という大きな節目で、この申請書類の作成の為、6~7月は、休日も自宅作業の連続だったのでなんとか合格したい(合格させてください)との思いからである。 観音様、お願いします。 

一日目:23年8月13日
先ずは、松代の桑台院(虫歌観音) 信濃7番
この寺は、無住であるが立派なお堂である。 無住が故に納経は別のお寺にて戴くがこの寺を探すのに一苦労した。 結果として、時間がなく、松代のもう一つの札所、清滝観音堂は今回はパスし発哺温泉のホテルに向かう。


3日間お世話になった、発哺温泉の「ホテル東舘」。 良い宿である。 昨年もお世話になったが、さりげなくお世話いただけるのが良い。ここは、標高約1600m気温は下界が33度C
の時、24度Cであった。 まさに快適である。

残念だったのは、「源氏ホタル」の観賞会が急雨のため中止になったことである。(これもホテルのご主人の案内)

二日目:8月14日
安曇野に向かう。NHKの「おひさま」のお陰か賑わっていた。
先ずは、穂高神社


穂高神社境内にある安曇野の酒の奉納。
小生の一押しは、右から3番目の「白馬錦」だ。 おいしいよ!!


次なるは「松尾寺」(重要文化財)この屋根の何とも言えない曲線がよい。


詳しくは、↓を参照。


次は、「鐘の鳴る丘」。 約15年振りである。
♪緑の丘の赤い屋根、トンガリ帽子の時計台~♪ 風情がある。

「鐘の鳴る丘」は、松尾寺のすぐ隣である。

昼食は蕎麦。ここの蕎麦が実においしい。(有明)
また来たくなった。


安曇野で彩色道祖神の写真を撮るのも目的だったが今回はパス。 次回、じっくりと取り組むつもり。

穂高をぶらついて、保科の清水寺(保科観音)信濃16番に向かう。 本堂から数分車で登ったところに、実に立派な観音堂があります。なんでも北野建設の社長が私財を投じて寄進されたとのこと。


清水寺からホテルに戻る。
ホテルの部屋から「坊寺山」という山が見えます。「坊寺山」という名前もいいね。
山の名前もホテルのご主人に教えていただいた。
お釈迦様が寝ているように見えませんか? 佐倉・弥富の「寝釈迦様」を連想しました。
志賀の「寝釈迦様」と名づけよう。


【参考:これは、佐倉の寝釈迦様です】左側が頭です。
「坊寺山」と雰囲気、似てるでしょう?


三日目:8月15日
須坂地区で残った2寺を参拝して帰ることにした。

高顕寺、信濃10番。 立派なお寺である。これは鐘楼。 本堂、観音堂も綺麗である。


蓑堂、信濃9番。 ここの観音堂は、山中にあり、現在はお堂には、行けません。下から崇拝するのみ。

蓑堂のご本尊は、納経をしてくださる「樋口さん」宅に安置されていて、写真も撮らせていただいた。 蓑堂は別名「べべ出し観音」といいます。 チョッと、いやらしい名前だね。 何故かは、まっちゃんのHP内の「観音巡礼」に説明あり。 ご本尊も綺麗なお姿です。
蓑堂を後にし、菅平高原、上田経由で帰宅。
この3日で5寺に納経をしていただき、信濃観音巡礼も残り4寺となった。なんとか今年中に結願したいものだ。

帰路は猛烈な渋滞を予想(覚悟)していたが予想外にスイスイ状態であった。

あぁ、今年の夏休みも、いい日だった。