江戸散歩(その2)

2013-08-27 19:25:00 | 江戸散歩
平成25年8月27日

先月、江戸散歩(「地下鉄で行く江戸・東京ぶらり歴史散歩」)の1回目で皇居東御苑を散歩したが、今日は浅草辺りの、過去に行ったことがないところを歩こうと出かけた。 それは、浅草寺の周辺で、昔の花街、新吉原への道である。 売防法制定(赤線廃止)から、57年経った花街の現在を見ようと思ったのだ。

都営浅草駅を降り、駒形橋である。 駒形橋からのスカイツリーも良いものだ。


駒形橋のたもとの駒形堂、浅草には何十回も来たのだが、駒形堂に真面目にお詣りするのは初めてだ。


雷門(道路前の観光センターから)


浅草寺の五重塔


昨年、江戸三十三観音は結願したのだが、せっかくなので、影向堂に寄って、納経帳に江戸1番の重ね印をいただく(重ね印もいいものだ)。


浅草寺境内を少し散策して、浅草神社(三社様)へお詣り


二天門から出る

実は、ここで重大なチョンボに気が付いた。 なんと、カメラにSDカードが入っていないのだ。 慌てて近くの電気屋さんを探したがなし。 外人相手の土産屋で入手。 ・・・といった訳でスタートから浅草寺までの撮影をやり直し。 <お恥ずかしい次第>

二天門から15分程度歩いて、待乳山聖天(まっちゃやましょうてん)へ、男女和合の聖天様である。 ここで面白いのは、本堂前に、大根(二股の大根)を売っていることである。 ここで、二股の大根(女性の象徴か)を買って、本堂の内陣にお供えするのである。 色んなご事情があるのだろう、参拝時もご夫婦の参拝者、女性お一人の参拝者も多かった。


ここの境内には、築地塀と呼ばれる塀が残されている。 美しいものだ。


待乳山聖天からは、山谷堀公園経由で新吉原へ。 この山谷堀公園は、往時は川で、隅田川から猪牙船で山谷堀を通って吉原へ入るコースで、これがお大尽コースだったという。 今日は、このお大尽コースを歩く訳だ。 写真が山谷堀公園(細く、長~い公園である、2Km位?)。 結構、風情がある。(途中に元の橋の跡が沢山ある)


紙洗橋あたりから右に曲がり、少し行くと、春慶院がある。 境内には、吉原の名花魁、高尾太夫の墓がある。 「君はいま 駒形あたり ほととぎす」の句も有名。


春慶院の近くの東禅寺、江戸六地蔵の第四番である。


東禅寺参拝後、土手通りに出ると、吉原大門交差点。 交差点の所に、「見返り柳」がある。 吉原で遊んで、帰りに、名残惜しそうに見返ったのであろう


見返り柳の碑


新吉原の跡地あたりである。 現在は飲食店が多いのだが、驚くことは、真昼間なのに、怪しげな飲み屋や喫茶店の前で男衆が客の呼び込みをしているのである。(小路を一回りする間に、7~8回声を鰍ッられた) これも歴史の名残なのだろうか。 一つの小路を回って退散した。


浅草に戻り、都営浅草線で帰宅。 ところが、電車に乗って、しばらくすると、八広駅で電車はストップしてしまった。 なんでも、立石駅で人身事故があったとのこと。 上りも下りもストップだ。 夏の八広駅ホームで1時間弱電車を待つ。 電車が来て、クーラーの効いた座席に座って、生き返った心地がした。

チョンボもあった。アクシデントもあった。 それでも、良い散歩だった。 帰宅後のビールが獅ゥった。

あぁ、今日もいい日だった。 次回は、どこにしようかな。 本を読んで考えるのも楽しみだ。

秋近し (良いものに出会った)

2013-08-22 19:27:00 | カメラ・ウォーキング
平成25年8月22日

暑い日が続く。 家に籠ってばかりでは、体も鈍る。 暑い中のカメラウォーキングだ。 弥冨~八街~DICと歩いたり写真を撮ったりした。 暑いけれども風景は秋めいてきた。 田圃の稲も穂をたれて色づきはじめた。

以下は、弥冨の寝釈迦様あたり、のどかな風景だ。


これは、なんでしょうかね


この時期の寝釈迦様の風情は最高だ


これ、凄いでしょう?


DICの散策路から


DICの森林浴も暑いです




今日の散歩で最高だったのは、DIC内の写真展だった。 佐倉市の生田久枝さんという方の個展だった。 テーマは「睡蓮 水辺の風景」で、DICの一番下の池の睡蓮を撮った写真が30枚程、展示されていた。 正直、参りました。 一つのテーマを追いかけることの素晴らしさ。 そして、どの一枚を見ても自分には表現できない凄さでした。 あの、DICの小さな、睡蓮の池だけでこれだけ変化に富んで、こんな凄い写真が撮れるのかと思うと、自分の未熟さをいやといほど感じた。


今日は、「生田さん」の写真に出会えて幸いだった。 反省も多い。 テーマを持って撮り続けることの大事さを嫌というほど感じた。 色々な写真集も見てきたが、今日は、ショックだった。 自分もしょっちゅう見ていた光景がこれほどの凄さで表現されているとは・・・。

あぁ、今日もいい日だった。 (刺激だった~。 意欲も湧いた)

夏の越後路(星峠の棚田など)

2013-08-11 14:31:00 | 旅行
平成25年8月8日~10日

越後の妻有(つまり)に、夏の旅に出かけた。 妻有とは、十日町市、津南町辺りのこと。 山村でゆっくり過ごしたいのと一度「星峠の棚田」を見たかったのが今回の旅行目的である。

第1日目
関越自動車道の関越トンネルの前で降りて、国道17号で三国峠越えをすることにした。 この方が景色も良く、貝渇キ泉にも寄れるからだ。 貝渇キ泉は秘湯である。 温泉の温度は、38℃とぬるいが快適な湯である。 眼によいと言われている。 10年振り位だろうか?


館内から外


貝渇キ泉からR17号で石打まで行き、昼食後、清津峡へ。 しばらく散策した。 川風が心地よい。




今夜の宿である津南町田中の「しなの荘」へ。 初めて泊まる宿だったが、大正解の宿だった。 田舎の宿だが、こさっぱりしていて、食事もおいしい。 なりより、ここの温泉の泉質は最高であった。 女将さん他の応対もさりげなくていい。 廊下は全部畳でスリッパ要らず。


宿の敷地内には、色々な山野草が咲き心地よい。 尚、当旅館の庭には、桜の大木が多くあり、シーズンには、桜の名所でもあるようだ。


宿は、信濃川べりにあり。 夕方は西日で暑かったが、暮れてくると涼しく、川音もいい。
この写真の右側のこんもりした森の中に宿があります。 絶好のャWションです。


第2日目
宿の近くの「越後田中駅」長岡行の一番列車(05:46)で一両編成。お客様は、ただ一人だった。


駅近くの朝の田園風景(こんな風情のある風景が一杯)


朝食後に、マウンテンパークへ。 途中、「越後路100Km走破」の少年達の一行に出会う(頑張れよ)


旅行の目的の一つ「星峠の棚田」である。 日本一の棚田と言われている。 ここでの有名な写真は、雪が少し残っている頃の明け方の写真だ。 だが旅行者はそうもゆかず、夏の日中での撮影となった。 今回は下見ということにしよう。 まさに日本の原風景である。


棚田から津南に戻り「龍ヶ窪」へ。 ここは「日本の名水百選」の一つ。 森林浴が気持ちがいい。 水もおいし~い。


津南の、ひまわり畑へ。 暑い暑い。 早々に切り上げて宿へ戻り、温泉とビール。


第3日目
帰宅の寄り道に今年の4月に「越後33観音」巡礼でお参りした、十日町の札所、長徳寺に寄る。ご開帳期間なので観音様(千手観音)も拝謁することができた。 


ここの天井絵は有名で美しい。 ゆっくり参拝し、重ね印を頂戴した。


帰路は、R253号(八箇峠経由)から魚沼スカイライン経由でR17号、塩沢石打インターから関越へ。
写真は、帰路の栃窪地区の水田。 このあたりの米が魚沼産コシヒカリなのです。


高速に乗る前の昼食は「へぎそば」実にうまかった。
帰路の高速は実に暑かった。(車の温度計は42℃) こんな暑さは、生まれて初めての暑さの感じだった。

17:00 無事、帰宅。 あぁ今日もいい日だった。
しなの荘の皆様、快適な旅をありがとう。 また、お邪魔します。