4月8日のはぴしょくミーティングは「震災復興のために私たちができこと」と題して検討をしました。兵庫県内の管理栄養士養成校の大学生が集まり、活発な意見交換を
何ができるのか?どんなニーズがあるのか?私たちにできることは何か?
目的は?
阪神大震災を経験したのが幼少期であり小学校の授業で学んだメンバーです。
大学のK先生にもご指導頂きながら、はぴしょくのメンバーが中心になって企画・運営する復興支援(食サポート)を実現したいと思います。
人のために管理栄養士が尽くせること
兵庫県から管理栄養士の卵である大学生の活躍が広がります。
次回のミーティングは、5月20日(金曜日)西宮市市民交流センター、18時半よりスタートです。
5月には西宮付近でカフェ交流会を開催します。場所・日程は後日NSC2000のホームページよりご案内します。
子どもたちが漢字検定の模擬試験で目標点数を達成し、約束のUSJへ行ってきました。
演出のユニークさに 独身時代に訪れた本場アメリカのUSJを思い出し、
一番喜んでいたのは私でした
迫力のロックンロールショ-を見た子どもたちは、一歩二歩と後ろに下がり圧倒されていました。
震災で被災されている高齢者の方々へ食事のケアについて、あくなみ苑・管理栄養士の豊田綾子さんがマニュアルを作成してくださいました。
避難所で限られた食材でいかに高齢者の食をサポートできるかがまとめられています。
このマニュアルは、NSC2000のホームページにも更新し、今後は現地の情報を収集し、ニーズに合わせて最新版をお知らせします。
また、このマニュアルは高齢者の支援をされている方々に広く活用していただく事を目的としています。
被災された方々の支援をネットを通じて行いたいと思います。高齢者の食の情報のご提供をお待ちしています。
<低栄養・脱水に注意>
避難所での食事は、おにぎり、パン、カップ麺などの炭水化物ばかりになりがちで、また高齢者には硬いなど食べにくい物が多いです。またたんぱく質源である魚・肉・豆類などの摂取も重要です。可能であるならば、栄養補給のゼリーなどをとりましょう。また、バナナなどの果物も食べやすいです。
また、脱水にも注意が必要です。こまめに水分摂取を心がけましょう。水分でむせる場合にはトロミ剤を使用したりして上手に水分摂取しましょう。
配給された食事を食べやすくする工夫
基本的には軟らかく、まとまりのあるもの、なめらかなものが食べやすい
おにぎり ①一口程度に小さくする
②少量のお湯または汁物をかけて(おにぎり1個につき大匙1程度)ラップ
をまき蒸らして軟らかくする
(おにぎりか水分のどちらかが温かいと軟らかくなります。但し、水分を多くしすぎてお茶漬けのようになってしまうと誤嚥しやすくなるので注意してください。
電子レンジが使えるなら水分を多めに入れてレンジで加熱します
味噌汁①むせる方はトロミをつけます。
②具材は硬ければつぶす
カップ麺①麺と汁を別々にして汁にトロミをつけ短くした麺にあんかけのようにかける
パン①乾パンは無理です
②菓子パンなどは柔らかく甘いので好まれるでしょう。
食べにくければ小さくちぎって牛乳などに浸す
水分・お茶①むせる方はトロミをつける
②飲みにくい場合、可能であれば少し砂糖やはちみつを入れて甘くする
トロミ剤の使用方法
①トロミをつけたい食品にトロミ剤を少しずつかきまぜながら加える
②均一なトロミができるまでかきまぜる
③スプーンですくって濃度を確認する
(トロミ濃度は個人によってさまざまです。トロミのつけすぎはかえって危険ですので注意してください。目安はヨーグルトの固さ)
ミキサー、包丁、はさみのない状況で食べ物を軟らかくするにはラップやポリ袋が便利です。食品をポリ袋に入れて手でもむと簡単に潰れます。その際に少量の水分、油を入れるとまとまりやすくなります。可能であればバターやマヨネーズを入れるとカロリーも上げる事ができます。