トリニティセラピスト早苗の日々是好日

健やかに美しく♡使命を生きて運を開くホロスコープ鑑定、アロマ音叉セラピー、アロマ温石セラピー、体質改善ヨガ教室、レイキ

それは善か?

2007年09月01日 | Weblog
たまにやってくる招かざれるご来客。

『新聞勧誘・宗教勧誘・寄付勧誘』

今日は寄付の勧誘(ボランティアかな?)の女性。
「知的障害者の方が作った●●。収益の一部が障害者への寄付に…云々」

丁重にお引取り願いました。冷たい?
何故なら私はこういうのが嫌いだから。

障害者の方が作った品物を戸別訪問して販売する。
きっと美しいボランティア精神なんだと思う。

でも、1日家々を回って数百円の商品が一体いくつ売れる?
その中で障害者の人たちへ回るお金ははいくら捻出できる?

同じ1日の働きだったら、
1日日雇いの仕事して得た賃金を寄付する方がよっぽど確実でしょう?
(日雇いっていうとガテン系と思うかもしれないけど、
他にもいろいろ女性でもできる仕事あります)
どうしてもその商品を売りさばかなきゃならないのなら、
その賃金で買い取ればいい。
買ってくれるかどうか分からない家々を回るより、効率的じゃない?

どうしてもその商品を売りたいのなら、
企業や自治体、学校なんかのイベントでスペース借りたほうがよくない?
イベント主のイメージアップにも結び付くだろうから
利害関係が一致する所はあるでしょう。

本気で障害者の人を援助したいと思うなら、
できることはもっとあるのでは?
こんなボランティアでいくら援助できる?

・・・多分このボランティアはその商品を売ること自体が目的な訳ではなく、
障害者の人たちに対価を払う為の「作業」をしてもらうという援助から
派生した活動じゃないかとは思うけど。


今、知的障害者の人だけでなく、社会的弱者と言われる人々が求めいている
助けは即物的と言ったら悪いけど、もっとリアルな援助じゃないかな?
今時五体満足でもネットカフェ難民だの下流化だの言ってる世の中で。



そして、もう一つ。
・・・そのお金は本当に障害者の人へ渡ってる?


いろいろ疑ってしまう、世の中になってる。
『情けは人の為ならず』
情けをかける行為、それは決して他人を助けているのではない。
巡り巡って自分を助けているのだ・・・って言葉が脳裏を掠めます。

いつ自分だって援助の必要な身の上になるかもわからないのに、
こうやって疑ってしまう。
本当は気持ちよく寄付したいのにね。


でも、忘れちゃいかんけど、なんだかんだ言ったって
こういう活動してるこの女性自身は
今日1日を普通に過ごした私より立派だと思うよ。
それは間違いない。