佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

その肩にあずけてしまいたい未来 舞えない見えない燃えない未来

2023-06-11 13:09:33 | 日記
人にわからないように
ひっそりと内に秘めたまま。
人に知られないように、
ひそかにそっと行うさま。

――――――――

秘めやかにやみをぬう わが調べ
静けさははてもなし 来るや君
ささやく木の間を もる月影
ひとめもとどかじ たゆたいそ

君きくや 音にむせぶ夜の鳥
わが胸の秘めごとを そは歌いつ
鳴く音にこめつや 愛の悩み
わりなき思いの かのひとふし

“シューベルトのセレナーデ”
堀内敬三訳
 シューベルト作曲より
  
―愛のしおりー
抜き足さし足。ひめやかな気配。
夜も恋も気がついたら、すぐ
側まで来ています。

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頬の雪はらいてくれる指先をたとえば愛の温度と思う

2023-06-11 13:07:17 | 日記
頬杖ついて、寝ころび
ながら、星や魚などの話をぼ
んやり聞いているのは、いい
気分だった。

ひとつずつ、あなたの人柄や、
あなたの興味のあるものを知る
こと。一気にではなくていい、
少しずつ、ほんの逢瀬に・・・。

奥の深い人だと思った。それが
愛情、恋情につながっていく。

肌合いに関してはうぶなくらい、
はにかみとためらいを見せる。
およそ痴話ゲンカなど似合わない。

たぶん、美容院なんて、いっさい
関係のないはずのあなたの髪に、
いとおしく触れる。

静かな寝息は、どこかの静かな
山間で、せせらぎのなかの魚を
追っている夢か、天体望遠鏡を
のぞいている夢を見ているから
なのだろう。

この人に、あまり恋のややこし
さをねだってはいけないと思う
私がいた。



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天上にぎんどろの葉は広がりて星のかたちに夜を切りとる

2023-06-11 13:04:24 | 日記
自転車を止めて、ちょっとかが
んで、
鍵をはずすという「君」の一連の
動作を見つめながら、そばを通っ
た。

その存在を全身で感じながら、け
れどそんなことは少しも態度に
表さずに、歩き去った。ほんとう
は、立ち止まって、彼の視界を
ほんのわずかでも揺らしたかった
のに・・・。

自転車の鍵をはずすのにかかる
時間の長さ。一瞬というほど短く
はないけれど、あれこれ考えたり
勇気をふりしぼったりできるほど
長くはない。

「あっ」と思ってから「ああ」と
心のなかでため息を
つくまでの、小さなドラマ。

“午後ひとり自転車の鍵を
はずしいし

君の視界に立ち止まれざりき“

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逃避行できない我と君のため空いっぱいに描く星の地図

2023-06-11 13:03:15 | 日記
私はときどき弱くなって
しあわせをあきらめそう
になる

すると美しくたおやかな
芽はあきらめのかたちに
変わってしまう
だけど決して踏みつけな
いで

夢という名の光と水で
しあわせの芽になるのだ
から

いろんなことがあるけれど
可憐な花をさかせましょう。

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すれ違う私とあなたのスケジュールむすんでひらいて留守番電話

2023-06-11 11:44:59 | 日記
人間はみんな孤独なんだ。

かならず誰かがわけ知り顔
で言う。そんなことはわか
っている。

わかりきってきる。

私はそれからのことが知り
たいのだ。
みんな孤独なら・・・・

その孤独を抱えながらどう
やって生きていけばいいのか。


私の知りたいたのは
そういうことなのだ。

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酸性の我を静かに中和する男は海のまなざしをして

2023-06-11 11:43:28 | 日記
「お酒も飲みましょうね」とわたしは言い、
彼は笑顔で頷いた。
わたしは帰りの電車の中で、考え続けて
いた。

どうして、彼と一緒にいると、わたしは
悲しい気持ちになるのだろう。
なのになぜ、この人ともっと一緒にいた
いと思ってしまうのか。

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地下鉄へ降りゆく階段なかばにて抱かれておりぬ予想通りに

2023-06-11 11:41:52 | 日記
ロウソクの炎を見つめると、
心が落ち着く。
イライラしたら、
心の中のロウソクの炎を見つめよう。

嫌なことがあった時には、どうし
たら心を癒せるでしょうか。
ロウソクの炎をゆっくり眺めてみた
ら如何でしょうか、

火には、ストレスをとり除いて、
人をリラックスさせる力があります。
人類は洞窟に住んでいた時から、
たき火を眺めて、恐怖と戦ってきま
した。

だから、焚き火をすると、ほっと
するのです。

ロウソクの炎は、人に安らぎを
与えるのです。


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強引な言葉もちいる我のため雨もっと強く降れ六本木

2023-06-11 11:39:17 | 日記
いじめ・自殺・たわいない喧嘩
さまざまな状況のなかで、
子供が傷つき、親ごさんのつら
さはいくばるたるものか・・・。

月心寺に“古大津絵”(大津地方
に伝わる元禄時代以前の絵)に
かかれたうたがあります。

『誰もみな 心は父の形見なり
恥ずかしめなよ おのが心を

誰もみな からだは母の形見
なり 傷つけなよ おのが形に』

この地を訪れた俳人・松尾芭蕉
は、逢阪山の走井茶屋で売られ
ていた古大津絵を見て、こんな
句を残しました。

大津絵の筆のはじめは何仏

有名な大津絵のはじまりは仏
さまの作った“父母のうた”
に違いない、という驚きが、
芭蕉の句にこめられている
ような気がします。

どなたさまも、どうかご自分
の心と体をいとおしんでくだ
さいませ。

そうすれば他人(ひと)さま
に対しても、きっと同じ思い
を抱くようになります。

そしてそれが何よりも、
父母への親孝行なのです。



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