悲しすぎると涙は出ない。
そのかわりに、涙の海に
浮かんでいるのです。
溺れないように気をつけ
ながら、ただただ浮かんで
いるのです。
魅力というのは、じっと静止して
いる状態ではなく、積極的、能動的
に働き、はたらきかけ、求め、
あたえるときに生じるものなのだと
思う。ひとにやさしくしたり、笑い
かけたり、親切にしてあげたり、
いたわったりするときに、光るもの
なのだ。
男と女がふと出逢う。街角で、公園で、
どこかの店先のレジの前で。
以前一度も逢ったことのない相手だ。
なのに視線がすぐに離せない。
お互いを見る眼が絡みつくような気が
する。
最初の瞬間から、その見も知らずの
相手に激しく魅(ひ)かれる。
どんなふうにか?
まだ知りあってもいないのに、彼を
(あるいは彼女を)失うのが怖いと
いうような思いだ。
まだ自分のものでもなく、係わりさえ
ないのに、喪失の痛みを想像して心
の中で怯えてしまうような、そんな
男女の出会いがある。
「人に助けられてばかりいる
と言う人のほうが、
人を助けている」。
自分は意志が弱いと思っている
人のほうが、意志が強いのです。
頑張ることができないと思って
いる人のほうが、がんばっている
のです。
どうして自分は人に優しくできな
いのだろうと思っている人のほう
が、優しいのです。
まわりの人に気配りが足りない
と思っている人のほうが、気配
りをしてます。
イライラしているという人のほ
うが、冷静です。
『小鳥が初めて
飛ぶことを覚えるのは、
強い兄弟に押し出され
巣から落ちた時だ』
巣の中で、のけものにされた
弱い小鳥は、外へはじき出され
ます。
落下していくなかで、
小鳥は初めて自分が飛べること
を知るのです。
居心地のいい巣の中でぬくぬく
過ごしていいる強い小鳥は、
いつまでも、飛べないのです。
テレビを見ているうちに
眠くなったら寝る・・・・。
これは究極のグータラ生活だと
思います。
今夜が古い自分の最後で、明日
の朝が新しい自分の始まり。
大晦日のような区切りのある
新鮮さを毎日、感じる。
つまり、毎晩、初夢を見る
気分で、
ベットに入るとよいのでは
ないでしょうか。
そのためには、眠る前にいい
夢を見る努力をする。
それは本を読むことかも
知れませんし、
一日を振り返って日記を
つけることかもしれない。
香りを楽しんだり、ハーブ
ティを飲むことかもしれない。
きっといい夢が見れたら、
次の日は生まれ変わった
ような気分になれるはずです。