凛としたため息がすいこまれて
いく
つかのままの涙も 逃げていった
空の果て 一月
思い出が咲く
その男性(ひと)が、
大事で大事で大事で、
抱きしめることも、好きと
言うこともできず、じれったさが募り、
ぶん殴りたい気持ちにもなるけれど、
それももちろん抑え、
ただただ渾身のおやすみ、を
言うのだが、
それは、もう、どうしたって
どこにでもある、
「おやすみ」に聞こえて
しまうのだった。
いく
つかのままの涙も 逃げていった
空の果て 一月
思い出が咲く
その男性(ひと)が、
大事で大事で大事で、
抱きしめることも、好きと
言うこともできず、じれったさが募り、
ぶん殴りたい気持ちにもなるけれど、
それももちろん抑え、
ただただ渾身のおやすみ、を
言うのだが、
それは、もう、どうしたって
どこにでもある、
「おやすみ」に聞こえて
しまうのだった。