佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

寝転んで空を流れてゆく雲を、ふたりで見つめた。

2023-12-19 13:04:35 | 日記
他愛ない会話がピンポン玉
のように行き交った。

くすりと笑う
あなたが
まぶしくなる
本当に
現実なのに
夢の中のようにかなしい

あなたをさらえたらいいのに

YouTube
恋はフェニックス - セリシアノービー

https://www.youtube.com/watch?v=0YvCwDdyJQ0

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「雨たたく窓辺に立ちおれば未練とはなまやさしき言葉」

2023-12-19 13:01:55 | 日記
この気持ちは何
 どこから湧いてくるの
  どこから生まれるの

 あたたかい
   そして苦しい

「想い」を「言葉」にして
   私は少し
     楽になった


少し・・・・・
   楽に・・・・・・
     なった・・・・・・・




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“巻き返し”

2023-12-19 12:59:22 | 日記
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人生のど真ん中での
巻き返し。

「四十にして惑わず」(『論語』
為政)
男にとって四十歳は、その後の
その人の人生における幸・不幸
を決める節目に思えます。

四十歳の男の不幸の最大要因は、
「迷う」ことにあると塩野七生
さんは言う。

「四十歳になってもなお男が
迷うということは、自分の進む
べき道を見つけていないから。

見つけたとしても、自分の能力
が十分に発揮され、他からも認
められるという確たる自信が
持てない。

それは、自分が意図してきたこ
とが、四十代になって実現しな
いせいだ。

この種の男は、五十代、六十代
になったら希望が持てるかとい
うと、ほとんどの場合そうでは
ない」

こうならないためには、模索の
年代である二十代にどれだけ
“無駄”とたくさんの恋をし、

三十代に方向を決めてどれだ
け努力したかが問われること
になる。

仕事と女は裏切らない。仕事
ができる男には必ずイイ女が
いる。

女はよく見ています。
四十代は一日にして成らずで
ある。

不幸にしてそういった蓄積な
しに四十代になってしまった
人は、どうすればいいのか。

幸・不幸は職業や地位に関係
ありません。

今の仕事を天職と思って精一
杯努力することです。
自分の仕事を満足してやれる
人は、世間の評価はどうあれ
幸せなのです。



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長く短い祭

2023-12-19 12:04:57 | 日記

別れたのは、ふたりの関係がも
はやエキサイティングではなく
なってしまったからだ。

彼が野獣で彼女が娼婦を演じて
いた頃の、あのぞくぞくするよう
な味わいが消えてなくなってし
まったからだ。

それでも男と女の間に「会話」
が成立すれば、ふたりの関係は
愛人関係から友情へとすみやか
に移れるのだが。

会話も無いとなると、お互い
の前からお互いが消えること
しか望まなくなる。

そうやって「関係」が終わる。

楽しくもなく、哀しくもなく、
わずかに薄汚れて。

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『ベルベットハンマー』Ⅱ

2023-12-19 12:03:10 | 日記

いったい何が悲しいの?

名づけようのない種類の涙を手の
ひらで拭って、あなたは製氷室か
ら氷の入った容器を取り出し、
ぶあついウィスキーグラス―――
夫が愛用しているもの――に、
あふれんばかりに氷を満たす。

そうして、氷の山の上から、ウ
オッカ――夫の好きな銘柄を常備
してある――を注ぎ込み、グラス
のなかで数回揺らしたあと、ぐい
っと喉の奥に流し込む。

軟体動物のように身をくねらせな
がら、喉から食道を伝わって、胃
袋へと滑り落ちてゆく、苦しみと
渋みと、心の痛みにも似た味。

あなたの背筋はぞくっとする。
背中はひんやりしているのに、
胸は焼け焦げた導火線のように
熱い。

それから、冷たいベットの上に
身を横たえて、あなたは読みかけ
の本を開く。

強いお酒をちびちび舐めるように
飲みながら、好きな作家の書いた
小説を何ページか読んでいるうち
に、まぶたが重くなってくる。

夫のいない夜、あなたはいつもこ
んな風にして、孤独だけれど安らか
に眠りの世界に誘われていくのが
常だ。けれど、今夜はまったくそう
ならない。

読めば読むほど目が冴えてきて、飲め
ば飲むほど意識が覚醒してくる。なぜ
ならその本のなかで、あなたと同じよ
うに夫も子どももいる三十代の主人公
が、道ならぬ恋に落ちてしまっている
から。

ページを捲る手を止められない。こん
なにも主人公に自分自身を重ねてしま
うのは、初めての経験かもしれない。

恋人とベットを共にしたあと、家に
もどって、バスルーム―――そこで
しか、主人公はひとりきりになれない
―――の床にうずくまって泣く女の
姿が、今の自分の姿、そのものの
ように思える。

主人公の吐き出す言葉のひとつひと
つが、心臓に突き刺さるように響く。
やがて、あるページのある一行まで
たどり着いた時、あなたは、そこに
指を挟んだまま閉じた本を胸の上に
のせて、蜘蛛の糸のようなため息を
漏らす。

 主人公は真夜中、夫の隣で規則
正しい夫の寝息を聞きながら、恋
人からもらったばかりの愛の言葉
を胸によみがえらせている。

―――毎日、会いたい。
―――毎晩、抱きたい。
―――朝から晩まで一秒も、離れたく
   ない。
嘘と真実がきっちり半分ずつ、混じり
合ったような言葉をなぞりながら、
主人公はつぶやく。「彼の言葉はわたし
にとって、ベルベットハンマーの
ようだ」と。

この一行に、あなたもまた、柔らかな
ハンマーで、頭を強く殴られたような
気がしたのだった。




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「優しい人」―女の履歴書―

2023-12-19 12:00:20 | 日記

家のなかで顔を合わせるたびに、
夫とわたしは諍(いさか)いを
繰り返していた。

夫は、わたしが仕事を続けたい
なら、借家を引き払って、母親の
家で同居して欲しいと、盛んに
言い立てた。義父は多額の財産を
残して、数年前に他界していた。

義母はわたしを嫌っていた、にも
かからわず、わたしたちと一緒に
暮らしたがっていた。いや、もっ
と正確に言えば、彼女は息子と
孫娘と一緒に、暮らしたがって
いた。

義母との同居はしない、近くに
住むだけ。それは結婚するとき、
夫と交わした約束事のひとつだ
った。
「せやけどそれは、あんたが家に
、という大前提のもとでの約束
やったはずや」

と、夫は言った。だから、どっち
かにしてくれ、と、夫は主張した。
わたしはどちらもいやだった。
仕事を辞めてずっと家にいる生活
も、仕事を続けながら義母と同居
する生活も。

そんなある日、娘が学校で描いた
「お母さんの絵」というのを持ち
帰ったことがあった。

そこにはわたしとは似ても似つ
かない、着物姿の女性が描かれ
ていた。
「琴子ちゃん、この人、ママに
全然似て似てへんねえ」
と、わたしが言うと、娘はランド
セルのなかから一枚の写真を取り
出して、わたしに見せた。

「おばあちゃんがね、この写真
見てかきなさいと言わはったの。
琴子のママは世界中でこの人ひ
とりだけなのやと、言わはった
んよ」。

それはお宮参りの写真だった。
生まれたばかりの赤ん坊を抱いた、
若い母親の姿が写っていた。

このような出来事は日常茶飯事
だった。けれども夫には何も
話さなかった。わたしが話せば、
夫はおそらくこう言っただろう。

「それはあんたが、母親として
のつとめを怠ってるせいやろ」と。

家のなかは荒涼とした砂漠でも、
一歩家から出ればそこには、優
しい人とわたしの世界が広がって
いた。毎日、玄関から外に出て、

家を背にした瞬間、わたしの耳
には家が崩れ落ちてゆく音が聞
こえていた。同時にわたしの躰
のなかで、後妻であり継母(まま
はは)である女が死に、みずみず
しい別の女が目を覚ますのがわかった。




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「人生を変える自由」

2023-12-19 11:58:30 | 日記

仕事がつまらないとか、嫌い
でしかたないっていう人が
いますよね。

それって誰かに強制されて
やっている仕事なんでしょ
うか。

刑務所の中なら話は別だけ
ど、
この自由な社会で自分で
選んでやっているわけです
よね。

「嫌だな」と思うのなら、
嫌じゃないものに変えてい
けばいいと思うんです。

「こんなことをしたい」と
思ったら、
それに向けての努力はしなく
っちゃいけない。

「いつかはいい仕事に就ける
だろう」というだけでは足りない。
やる時はやらなきゃ。

私たちには、努力で
自分の人生を変える自由がある
んだから。




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