佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「生姜のように・・・」

2024-09-24 12:15:36 | 日記
薬味というのは、主役ではない
けれど、それがないと主役まで
もが今ひとつの印象を与えて
しまう。

逆に、薬味がぴりっときいて
いれば、少々頼りない主役でも、
ひきしまってそれなりのものと
なる。

主役と薬味の関係を、男女の
関係に似ている。

表向きの主役は男性だが、実は
しっかり、彼を彼たらしめている
のは女性のほうなのだ。

「女性が薬味=引き立て役」そ
れが押しつけられていない。
その人の持ち味や魅力(短所で
あっても、愛があればそれは魅力
になる)を理解したうえで、本人
が進んで薬味になろうとする。

誰かの薬味になる人生――それは
言い換えれば、誰かにとって
なくてはならない存在となる
人生だ。

愛する人の薬味になれたら、幸せ
ではないだろうか。

“頼りない湯豆腐のような
君なれば

生姜のように座ってあげる


 

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『挨拶美』

2024-09-24 12:14:07 | 日記
ごきげんよう。


お早うございます。
こんにちは、
こんばんは、

こんな短い言葉の中に、
真心を込められる人は
素敵だ。

繰り返しそれを聞きたいし、
また何度でも会いたいとも思う。

面子や立場にこだわらず、さり気
なく優しい言葉を掛けられる人は、
人間としてスケールが大きいのだ
と思う。

挨拶をするということは、ナマー
以上に、お互いに優しさと思い
やりを掛けあうことに他ならない。

挨拶美人は人に好かれる。
そう、
これは絶対間違いない。

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八番目の曜日 

2024-09-24 12:12:26 | 日記

人の一生には、その人だけに訪
れる、八番目の曜日がある。

わたしにそのことを教えてくれ
たのは、父方の曾祖母だった。
名前を、キヨエといった。
キヨエはあちゃんは、わたしが
中学一年生の時になくなって
いるから、わたしがその話しを
聞いたのは、それ以前という
ことになる。

「でも、いつ来るの?日曜日の
次に来るの?それとも土曜日と
に日曜日の次に来るの?」
「さあ、それはわからん。人に
よっていろいろじゃ。来ても、
気づかない人もおる」

「あたしにも来るの?」
「ああ、詩音ちゃんにも来る。
その日には、詩音ちゃんの一生で
起こることが何もかも全部、一日
のうちに起こるんよ。ええことも、
悪いことも、全部な」


「そこにいたんだ?呼び出し音
なしでいきなりつながったんで、
びっくりしたよ。同時に受話器
を取ったんだね?」

「嬉しい」
と、わたしは言った。
「ありがとう。電話をくれて」
そう言ったきり、言葉が喉につか
えて、あとはもう何も、言えなく
なった。べっトに縛りつけられて、
まるで蛹のような姿になっていた、
哀れな父の姿が浮かんだ。

お父さんが、死んだの。ついこの
あいだまで、生きてて、偉そうに、
タバコ臭い息で、わたしに説教な
んかしていたのに。もうすぐアメ
リカへ行くよと言ったら、「ニュー
ヨークでジャズを聞いてこい」な
んて、わかったようなことを言っ
ていたのに。

わたしの口から実際に出た言葉
は、
「もう会えなくなったの、お父
さんに」
それだけだった。

「どうしてなんだろう。きょうに
限って俺、朝からずっと胸騒ぎが
して、何がなんでも絶対に電話し
なきゃて思った」
と、あのひとは言った。

海の向こうで、気が遠くなるほど、
遥か彼方にある岸部から。

「会いたい」
と、わたしは言った。それは
言葉ではなくて、叫びだった。
会いたくて、会いたくて、た
まらない。そばにいて欲しい。

抱きしめて欲しい。
なのに、会えない。会いに行
けなくなった。心も躰も岩に
ぶち当たり、木っ端微塵(こ
っぱみじん)に砕け散る、
波飛沫(はしぶき)のようだ。

「何も話さなくていいから」
海の向こうから、遥か彼方から、
見えない岸部から、あのひとの
声が耳に流れ込んできて、躰中
を巡り、わたしを拐って、どこ
かへ運んでいこうとしていた。

希望と絶望の渦に、わたしを巻
き込んだまま。
「泣いていいよ。泣きたければ、
いつまでだって、好きなだけ泣
いて。俺はずっとそばにいるから。
ずっと、詩音ちゃんのそばにいる
から」

あのひとはいつまでも、わたしの
そばにいてくれる。
あのひとはいつでも、わたしの手
の届かない場所にいる。

その日――――八番目の曜日に、
ふたつの思いに引き裂かれたわた
しの躰は、それからもう二度と、
もとに戻ることはなかった。


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彼のことを、何も知らない

2024-09-24 12:10:40 | 日記

 

子どもが母親を慕うように、

時として誰かを
求めたくなります。 

 

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答えなんてないのに

2024-09-24 12:09:22 | 日記



静寂が辺りを包み
ひとあしごとに私は
明日に近づき

心は昨日に連れもどされる
まちがった角を曲がり、
まちいがった選択をしたの
だろうか

答えなんてないのに
後悔してしまいそうになる

踏み出したこの道が
どこへ続くか
今は
深く考えないようにして
深緑のベールを薄く
一枚ずつ剥ぐように
深緑の夕暮れの奥へと
分け入る

まだ一度も起こしたことの
ない行動を

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「人生を変える自由」

2024-09-24 12:07:46 | 日記
仕事がつまらないとか、嫌い
でしかたないっていう人が
いますよね。

それって誰かに強制されて
やっている仕事なんでしょ
うか。

刑務所の中なら話は別だけ
ど、
この自由な社会で自分で
選んでやっているわけです
よね。

「嫌だな」と思うのなら、
嫌じゃないものに変えてい
けばいいと思うんです。

「こんなことをしたい」と
思ったら、
それに向けての努力はしなく
っちゃいけない。

「いつかはいい仕事に就ける
だろう」というだけでは足りない。
やる時はやらなきゃ。

私たちには、努力で
自分の人生を変える自由がある
んだから。
 

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愛おしい言葉

2024-09-24 12:03:00 | 日記

 

 

どうして人は人を、好きになっ
たするんだろう。

悲しくなるとわかってて、淋し
くなるとわかって、そんな恋
でも、平気で踏み込んでしまう
のは、なぜ。


あのひとの言葉を、ひとつ残らず
覚えていた。

優しい言葉も、熱のこもった言葉
も、さり気なく置かれたひとこと
も、ただの相槌でさえも。いいえ、
それは覚えていたのではなくて、

突き刺さっていたのだ。

恋ってそんなにすてきなもの?
だったらなぜ、恋すると、こ
んなにたくさんの涙が出るの。 


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