思いすぎてはいけないと
何度も自分に言いきかせた
愛は強くひきつけてしまう
その人のもとへと
起きているあいだじゅう考えて
起きる素材が底をついたら
妄想が始まる
思い込んではいけない
思いすぎてはいけない
愛が心の中で
愛の心の中で
妄想を生んでしまうから
YouTube
Yumi Arai - Ame no machi wo (雨の街を - 荒井由実) [HD]
https://www.youtube.com/watch?v=CrFW7-KtT6I
荘子の言葉に、
「小さい浅い谷川に小さな
橋が架かっている。これは
安心して渡れる足幅があれ
ばよい。
これが“有用の用”である。
しかし、深い谷間に架かる
橋はそうではない。
足幅の何倍もの幅がなけれ
ば危なくて安心して
渡れるものではない。
この余分の幅が
“無用の用”である」という
教えがあります。
この言葉の解釈は、各人によ
って違います。
大きな仕事や良い仕事を
するには、単なる専門知識や
能力だけでなく、人間の幅が
ものを言うのだという意味に
取る人もいます。
剣豪宮本武蔵は、
「幅一尺の板を渡したとき、
低いところなら誰でも渡れる
が、天守閣の間に渡した
ら渡れなくなる」と言い、
日頃の不動心の鍛錬が肝要
だと説いています。
私は、二つとも大切だと思
います。
日頃から基礎を鍛錬することに
よって自信を養う。
ここぞというときにその力を
遺憾なく発揮するためには
心の習練を行っておく。
仕事だけでなく人間の幅を
広くすることが、
その人の魅力を増します。
女の美しさとは、
強靭な意志に裏打ちされ
たかたくなさであり、
魅力とは、志の高さに武装
されたやさしさです。
円熟するということは、自分
の若さを一度つきはなして
勝ちとれるといううぬぼれ
のことでしょう。
メロウという言葉の発明は、
死よりも恐い老いさえも手
なづける自信が、
女にできたことの証左なの
です。
女と書いて「ひと」と呼ばれる
ことだけにがまんしきれず、
女性は「いい女」という粋な
言いまわしを発想しました。
この守備範囲の広い言葉は、
脅威として男に突き刺さり
ます。
愚かな人と、ともにすごせ
ば、心をひどく乱されます。
ビジネスにしても、プライ
ベートにしても、「よきパー
トナー」に恵まれることは、
ものすごく大切。
人生を幸せにしてくれる幸運
は、「人の出会い」によっても
たらされるケースが多い。
戦国時代に名をあげた武将
には、よき軍師がいました。
一代で大企業を育てあげた実
業家にも、よき参謀がいました。
偉大な作家には、よき編集者が
ついています。
迷ったときの相談相手、資金援助
してくれる人、キーパーソンを紹介
してくれる人など、
たくさんのパートナーに囲まれて
いれば、夢に向かって進んで
いける確率も高まります。
どうすれば「よきパートナー」を
得られるでしょか。
それには、自分の人間性を高める
ことです。
真摯に、誠実に、夢を追い求める
人に聡明な人がパートナーが
つきます。
清水寺の大西良慶和上は、
よくこんな話をされたそ
うです。
草履屋さんと笠屋さんに
嫁いだ娘を二人持つ母親
がいた。
この母親は、雨が降ると
いつも草履屋さんに嫁い
だ娘のことを思って、
「雨で草履屋の商売はあ
がったりやなぁ」と嘆き、
天気になったらなったで
傘屋さんに嫁がせた娘の
ことを思って、
「こんなに天気が続いて
は傘屋の商売はあかんな
あ」と悲しんだそうです。
これを聞いた人が
「お母さん、それはあんた
の心の置き違えどっせ。
晴れたら、草履屋さんのお
商売を喜んであげたらよろ
し、雨になったら、傘屋さ
んのお商売を喜ばはったら
ええのと違いますか」と
言ったと。
同じことでも、ちょっとし
た心の置きどころによって、
気持ちが180度違ってき
ます。
何ごとも悪く考えたり、悪い
面ばかり見るのではなく、
良く考えたり、良い面を見る
ようにすることによって、
毎日の生活が楽しく積極的に
なってきます。子どもや部下
などに対するときも同じで、
良い面だけを見たいものです。
「遠いところからの拍手が
一番うれしい」
レストランで食事をしていると、
「ハッピーバースディ・トゥーユー」
の歌が聞こえてくるではあります。
お誕生日のお客さんがいるのです
ね。そのとき、あなたはどうしま
か?
席が隣なら、
お祝いの拍手をするでしょう。
たとえ席が隣でも、
知らない人なのだからと、
拍手をしない人もいます。
中には、うるさいと
迷惑そうな顔で見る人まで
います。
席が離れていると、
隣の人しか拍手をしていな
かったら、拍手をしない
人がほとんどです。
どんなに席が離れていても、
祝福の拍手をしてあげましょう。
ひとり開ける缶ビールの、
プッシュという音がやけに
大きく響く。
平衡感覚。
そうありたい。
つまらないことでねじれない
ように、
もつれないように、
心の平衡感覚を保ちたい。
まだ、どこかでわがまま
なのだ、
好きなひとに会うと
その平衡がどこかでずれる。
ま、本来、恋というのはそうかも
しれず、妙に達観してしまう
自分もいた。