さぽつぴ日記

天然系主人・Sapo(娘)・Tsupi(私)の三人の生活を不定期更新中!

ポプラチェンバロ

2016-08-03 14:21:50 | 日常

今日は真夏日にならず、少し涼しい札幌。

大変遅くなってしまったが、今日は、予告通り(笑)『ポプラチェンバロ』の話。

 

日曜日、旦那さんとSapoと、三人で言ったイベントがこちら。

 

シェイクスピアの作品レクチャー付きのチェンバロと歌のコンサート。

先生が、シェイクスピアの歌劇にまつわるお話をして下さって、

その後、チェンバロと歌で、実際にその曲を聞くという実に楽しいコンサートだった。

 

レクチャーは、秋田大学の先生、

チェンバロ奏者は、チェンバロで世界1になったことがあるという方で、

歌は北海道教育大学出身のソブラノ歌手さん。

100名ほど入れる会場での開催だったのだけど、

席は開演20分前には満席になり、たくさんの立ち見がでるほどの盛況ぶりだった。

(何せ、無料コンサートだったので・・・笑)

 

↓こちらが、会場になった北海道大学総合博物館。



さて、チェンバロは、「ピアノの原型」と思っている方も多いかと思うのだけど、

(私も、そう思ってた・・・)

解説によると、

ピアノは、『弦をハンマーで叩くことで発音する鍵盤楽器』で、

チェンバロは、『弦をプレクトラム(ギターのピックみたいな感じ)で弾いて発音させる撥弦楽器』で、

全く別物なのだそうだ。

 

では、続いて『ポプラチェンバロって何?』の説明を。

 

北海道の観光と言えば、『時計台』と『北大ポプラ並木』は外せないところだと思うが、

北海道在住の方は、2004年の台風で、そのポプラ並木が大きな被害を受けたのを

覚えておいでかと思う。

約50本あった樹齢100年を超えるポプラの内、実に19本が倒れてしまった。

そのとき、「この倒れたポプラの木を何かに生かせないか」ということになり、

作られたのがこの『ポプラチェンバロ』だ。





↓鍵盤の反対側から見たところ。細い弦が並んでいる。




↑椅子は、『エルム(ハルニレの英語)』と

北海道の伝統工芸『ユーカラ織り(座面部分)』でできている。

 

ちなみに、ハルニレって言うのは、楡の木の一種(?)で、

北海道では「エルム」「楡」がいろいろな名称に使われる。

(北大のインフォメーションセンターは『エルムの森』、

北大祭の正式名称は『楡陵祭』)

たぶん、ポプラより有名(ポピュラー?)だと思う・・・(笑)。

 

で、↓こちらが北大のポプラ並木。

太い木と細い木があるのが、おわかりかと思う。

この細い方↓が、台風の後、新たに植えられたポプラ。

この細い方の木々は、「平成ポプラ」と呼ばれている。


久しぶりに歩く北大は、芝生と木々の緑が綺麗だった。

 

是非、お時間のある方は、北大に散歩にいらしてはいかがだろうか。

(・・・えっ、どこから・・・・?笑)