日中、日韓の首脳会談が行われない事態が続いています。この異常な状態を改善するために両国政治家、識者が何らかの形で取り持ち、会談が実現するような交渉、話し合いが行われています。歴史認識、領土問題での安倍、自民党政権の異常な言動、行動が事態を深刻化させているだけに、日本側の責任は大きなものがあります。
歴史的にも、政治経済的にもきっても切り離せない関係がある中日、韓国との関係を何らかの形で外交交渉として正常化させることは重要な政治課題だと思います。北朝鮮の核開発問題が、平和との関係で問題があったとしても、自国民の食料がまともに生産、供給できない体制、政治体制が持続することは考えにくく、朝鮮半島、日本との関係で問題なのは政治指導者がまともに話し合いが出来ないことではないかと思います。
[中央日報]
朴振(パク・ジン)元国会外交通商統一委員長は13日(現地時間)、「近いうちに朴槿恵(パク・クネ)大統領と安倍晋三首相の間で首脳会談が行われるべきだ」と提案した。
朴氏はこの日、米ワシントンの戦略国際問題研究所(CSIS)で「韓日米三角協力と米国の選択」をテーマに講演し、このように述べた。
朴氏は「韓日間の深刻な緊張関係が続けば、回復不能の損傷となるおそれがある」とし「中国が韓日関係を分ける機会も提供する」と指摘した。続いて「中東の平和のためにエジプトとイスラエルが交渉したのに、アジアの平和のために韓日首脳会談はいくらでも可能だ」と主張した。
朴氏は「韓日首脳会談が日中首脳会談より先に行われるのが望ましい」とし「この場合、韓日両国が共感を抱き、中国をより容易に相手にすることができる」と説明した。
朴氏は日本に対し、「真の反省と周辺国の被害者に対する公式的な謝罪が行われるべき」とし「ドイツがナチの集団収容所をホロコースト博物館にしたように、日本も過去の歴史から教訓を得ることが正常国家になる近道」と強調した。
また「オバマ政権の優先順位が中東事態の対応などにあるが、北の核問題を放置する場合、代償は非常に大きい」とし「米国は北の核問題の実質的な進展のために前向きな努力をする必要がある」と述べた。