上のグラフを見て欲しい。
これは、資本金10億円以上、いわゆる1部上場の大企業が、収入から仕入れ代金や労働者の賃金、株主への配当金などを支払った後に残ったお金を、積み立てた結果の「残高」である。
円高不況があろうが、バブルが崩壊しようが、リーマンショックがあろうが、東日本大震災が起ころうが、基本的に「増え続け」ている。
最近ではシャープの赤字(単年度ではそうかもしれないが、過去のため込んだものがある)を理由に、大幅な人員整理が予定されている。
自由主義経済なのだから、売れる時もあればそうでない時もある。波があって当然だ。だが、儲かった時は労働者にロクに還元せず、赤字の時に大騒ぎをして首切りを進め、さらに儲けや蓄えを増やし続けている姿勢は、問題ないのだろうか?
私たち個人の家計でも、安定した収入の年もあれば、家族の入院・自宅の改修などで赤字の年もある。時には借金をする時もあるだろう。健全な借金なら恥ずかしいことはない。
なのに、大企業はそれをしない。
昨年の大震災で工場が被災した地元中小企業が、すぐには事業再開できないのに首切りせずに頑張った例や、一旦首切りしたものの数ヵ月後に全員再雇用した企業もある。
日本を代表する大企業が、これ見習うことなく「赤字=首切り」を繰り返し、貯め込むことに道理はあるのだろうか?
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