精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

憲法記念日の様子

2010年05月04日 20時51分42秒 | 平和・憲法9条
 昨日は憲法記念日。各地でさまざまな取り組みが行われたが、私も、けいはんな記念公園前の宣伝活動と、京都で開催された「集会」に参加しました。写真は、早川一光さんの記念講演の模様です。
 集会では、来賓として日本共産党、社会民主党、新社会党から出席のもとあいさつがあり、また公明党からもメッセージが届けられた。憲法9条の改悪をめざしている、自民党・民主党や最近できた「新党」からは何のアクションもなかった。昨日の新聞報道に、各政党の声明が掲載されていたが、表現の差はあれ「憲法改定」を想定している新党が多い。この点は、政党の存在理由として重要なポイントとなるし、国民が選択する視点にもなる。十分注意してほしいものだ。
 さて、沖縄から県民集会の様子や基地問題の報告があり、沖縄県民の悲痛な叫びを共有した。また、現在ニューヨークで開催されている「NPT再検討会議」に参加している京都からの代表団が、現地時間深夜にもかかわらずインターネット中継に登場した。今朝の報道では、ニューヨークで1万人を超えるパレードと集会が開催されたとのことだ。
 期待の記念講演は、堀川病院医師の早川一光さん。60余年前に西陣の民衆が少しずつ出し合って誕生した診療所の医師として着任し、それ以来住民のためにひたすら献身的に健康保持に関わってきたことが報告された。基地問題では、日本政府が「移転先」探しをするのではなく、「いらんものはいらん」とアメリカに引き取ってもらうことが、政府の仕事であると力説された。
 今問題になっている普天間基地は、アメリカ海兵隊の基地である。海兵隊は「防衛」のための軍隊ではなく、「攻撃」のための軍隊である。要するに、「日本防衛」のために存在するのではなく、東アジア地域に対するアメリカの前線基地として「にらみを効かし、戦時には即行動するため」に存在するものだ。
 21世紀の安全保障のあり方として、「暴力」「軍事」に依拠していられるのだろうか?
 沖縄の基地問題は、単なる沖縄の問題ではなく、軍事だけの問題でもない。日本全体が、世界の中でどのような存在になるのか、アメリカ一辺倒の立場でいいのかなど、国民全体が考える問題である。

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