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16日は議会の総務教育委員会の閉会中調査活動の日だった。以前から注目されていた、山田荘小学校の図書室を視察する。上の写真が室内である。
本も作者50音順に仕分けられていたり、ボランティアの方が修復などに携わっている。
図書室は片手間に運営していた一昔前とは違う。
全国的にも、読書習慣がついている学校の学力も向上しているという。読書の目的や図書室の存在は、学力をつけるためではないが、いろんなことに関心を持ち、「知的欲求」を満たすことがそのような結果につながっていることは間違いない。
少しお小言。
図書購入費の少なさがある。図書室の通信記事を読ませてもらったが、そこには「イオンで消費者が寄付されたお金(特定日に購入したレシートを、寄付したい団体のポストに入れると1%相当が寄付されることになる)を使って、リサイクル書店で図書室の本を購入」している実態があった。
もうひとつ。図書室にパソコンが配置されていたが、いかにもふた昔前の型である。以前、情報教育で使用していたものの再利用だが、スペックが古すぎて立ち上がりが遅いとのこと。子どもたちが調べ学習をするためにパソコンのスイッチを入れたが、結局休み時間終了間際にようやく使えるようになったとのこと。
父母・保護者の協力や工夫、機器の再利用を否定はしない。有効活用することも大切なことである。
しかし、現状は「これでいいのか」と考えてしまう。贅沢はさせる必要ないが、少なくとも中レベルの環境は確保すべきではないか。