精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

定額給付金

2008年11月09日 16時03分04秒 | 各地・分野の動向
 公明党の強い要求があって、自民党が嫌々受け入れた「定額給付金」が迷走している。麻生総理は、全世帯に配布すると言い切った後に、高額所得者には必要ないなどの声が閣僚からも出されている。しかも、総理は3年後に消費税を上げるとまで明言し、いわば「喜び一瞬、負担一生」という代物だ。
 公明党の政策能力にも疑問がある。そもそも、10年ほど前に「地域振興券」というものを発行したが、実際に地域経済に貢献したのは3割前後であり、当時の政府や自治体も「失敗」だと評価していた。しかも、「地域振興券」はその自治体の範囲で使えたものであり、多少は地域経済に刺激があったが、今回は現金または小切手のようなものなら、必ずしも地域の街の小売店で使われず、イオンなどの大手スーパーに流れる可能性もある。ますます、勝者が伸び・弱者が衰退するだけではないかと危惧している。そんなものを選挙前だからといって、またぞろ提案するのもなんとも・・・・である。
 それよりも、2兆円も使うのなら、後期高齢者医療・介護保険・健康保険の自己負担金を減額するとか、年金の建て直しに使うとか、将来に渡り国民が安心する使い方をするほうが、消費も伸びるというものである。官僚も嘆いているとか・・・
 とにかく、目先のアメに踊らされ、後のムチが見えなくなるようなことのないよう、みなさんにはじっくり考えて政治に参加してもらいたい。

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