先週の一般質問の項目の1つに、「JRの車両を非貫通型に」というものがあった。
簡単にいえば、現在精華町内を、JR西日本の学研都市線(正式には片町線)が走っている。そこに使用されている車両は、207系と321系という2種類。321系の方が新しい形式で、7両固定編成、要するに7両を1つの編成として運用されている。一方、207系は以前4両編成と3両編成があり、今では4+3両で走っている。が、その連結部が「行き来できない構造」になっている。
4両編成側にも、3両編成側にも車掌が1人ずつ配置されているならいいが、4+3両編成も1人だけだ。
一般質問の翌日、横浜市内を走行中の京浜東北線の車内で、乗客同士のトラブルから、男性が包丁を取り出し振り回し始めた。それに気づいた客が、悲鳴を上げながら最後尾の車両に逃げ惑った。
結局、電車は停止して、乗客は線路に飛び降りはじめ、容疑者は駆けつけた警察官に逮捕された。
これがもし、学研都市線のような行き来できない車両だったら、何人かが刺されたりケガをしたかもしれない。
この例でなくても、すぐ目の前で発生する事件や困りごとに、救いの手を差し伸べられなくなる。
たぶん、JRは「車両更新時に」なることを言いだすだろう。
しかし、車両の使用期間は何十年にも及ぶ。全部更新されるのにも相当の時間がかかることになる。
JR西日本は、現在の車両を生かしつつ改善するなら、
① 4両編成に3両分、3両編成に4両分の「中間車両」を新造して、組み込むことで、7両貫通型編成にする。
② 321系を増産して、207系を運用から外す。その分の207系は、3両または4両で単独運転できる乗客のある線区で活用する。
というどちらかだろう。
早急に取り組んでいただきたいものだ。
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