明日投票の総選挙をめぐって、4年前のマニュフェストの達成率を誇っている政党がある。90%以上実現したらしい。
数字だけみれば、素晴らしいできだが、ちょっと立ち止まって考えてみよう。選挙のときの各政党の公約は、総じて国民受けの悪いものはないといっていいだろう。90%以上達成の政党も、そういうものを並べて当選したということになる。
しかしだ、素晴らしい公約でそれが正しいものだったならば、今のような福祉切捨て・派遣切り・所得減・格差社会・・・・のような現状を招いたのだろうか?公約=マニュフェストの達成率が良くてこうなったのなら、その内容自体が間違っていたとしか言いようがない。
政治は半分以上が「結果責任」である。マニュフェストの達成率を誇る前に、現状を招いた原因をつきつめ、反省すべきところは反省し国民に真摯な態度を示すべきだろう。
いよいよ明日が投票日。いろんな観点からじっくり考えて投票してもらいたいものである。