とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

春よ来い

2012年03月04日 | インポート

001 もう3月である。春は名のみの、風の寒さや。ここ両日の日差しに、春を思わせる強さがあるものの北風の冷たさが肌を刺す。原っぱの雪もなかなか消えず、畔が見えるくらいで、スピードが遅い異常気象がまだ続いている。
 県立酒田北高の閉校式に行ってきた。酒田北高の前身は、明治30年にさかのぼる。本楯青年夜学会から始まり、本楯農業補習学校となり、昭和に入ると女子部を加えて、本楯青年学校となった。
 昭和23年に山形県立本楯高等学校となり、独立校舎が建設され、昭和31年に現在の校名になり、文字通り酒田の北の学び舎である。豊かだった北飽海の若人の拠点とした、良き時代に想いを馳せると胸に詰まるものがあった。少子高齢化の進行は速く、またひとつ高等学校が消えた。これも仕方のないことなのか。
 この前、県庁食堂のおばちゃんに「酒田の美術館は、小さいけど素晴らしいネ。日本一かもよ」と言われたことを思い出して、久しぶりに酒田美術館へ足を運んだ。雪の中の美術館は、風情があった。展示品はともかくも、飯森山の高台の景勝地であり、眼下に最上川、酒田市街地が一望で出来る。バックに鳥海山ありで、「なるほど、日本一か」と納得した。

コメント
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