「マリンポートかごしま」は鹿児島港中央港区にある。平成18年から桜島土砂流の航路浚渫土砂を埋め立てて造られた240haの親水広場で、当初からクルーズ船の寄港地として整備されたものである。
平成28年に全面供用となり、4haの芝生広場は多目的な利用が可能で、桜島を背景に緑地全体を見渡せる小高い丘に休憩所があった。園路は一周1キロあり、ジョギングコースとなっている。休憩所やへりーポート、広い駐車場などロケーションが素晴らしい。奄美群島を世界に誇れる自然体験型リゾートとして位置づけ、着々と準備を進めている。28年度中には80隻のクルーズ船の寄港が見込めると説明があった。
受け入れ行事として、受け入れ看板、国旗掲揚、BGM放送、無料WI-FI、両替所、一日乗車券、特産品のふるまい、出港アトラクションと多彩である。それに、鹿児島クルーズ船「おもてなし隊」の会員を募集し、一定の参加実績に基づき、船内見学会や記念品が贈呈される仕組みである。会員数は1500人を超えると言う。市民の歓迎ムードを高める狙いと思われる。
説明をして下さった鹿児島県観光交流局の古戸井参事は国交省からの出向の方で、上原国交省酒田港湾事務所長が一年後輩であるとの話があって、縁があり親しみを感じる説明を受ける事が出来た。
8月2日には酒田港に初めて外航クルーズ船が寄港する。ハード、ソフト両面の準備を急いでいる。是非成功させたいものだ。