Nonsection Radical

撮影と本の空間

安全の値段

2010年12月22日 | Weblog
新型のトヨタビッツが発売されたけど、今回もやっぱりなぁと落胆した。
安全装備が全車種で選べるわけではないのだ。
もちろん全車種に標準で同じ安全装備がついているわけでもない。
つまり同じ車種で安全装備に差があるのだ。
世界のトヨタがそんな事でイイのかい?
ビッツのクラスで標準だと思うのがポロというクルマだと思うのだが、ポロの安全装備はすべての車種に同じ装備がついている。
それもビッツでオプションとなるようなものも全部ついている。
当然後席のセンターも3点式シートベルトだ。
たぶん輸出仕様では3点式になるのだろう。
それが常識だからだ。

だったらポロを買えばいいじゃないかというかもしれないが、そういう事を言っているのではない。
小型車にはより充実した安全装備が必要だというのが世界の流れなのだから、一時は世界一の自動車メーカーと言われたトヨタが出す戦略車としてぜひ世界標準の安全装備を常備して欲しいと思ったのだ。
高いビッツなんか誰も買わないよ、というのは、国民性かもしれない。
安全に対して金をかける事を良しとしない庶民の意識を反映して安全装備を省いた安いクルマを出して世界一の生産台数を目指すのか。
それも国民性を反映した企業の姿かもしれないが。

昔から水と安全にはお金を払ってきた国民だ。
うまくリードしていけば多少高くても納得する事もあるだろうに。

言っておくが、水と安全は昔からただであった事などない。
高い水道代を払い、最近は下水道代も払い、警察組織の充実を認め、自衛隊をも許している。
それを「タダと思っている」などとしたり顔で意見するヤツなど、何も家計の事も社会の事もわかっていないバカである。

それとビッツをヴィッツと書かないのは、ビッツと言っているからだ。
コメント (2)
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