里山の移ろい

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相互扶助

2019-02-25 14:10:08 | 日記

集落組織の中で、もっとも古い組織が契約講!!

当集落の契約講は、何せ8代将軍吉宗時代にさかのぼる。

 

しかし、他の集落では時代の変遷とともに、

解体や合併している処が多いと言う。

残るところも、単に「有るだけ」の組織となりつつある!!

 

つまり「必要としなくなった」、ということであろう!!

当講員の中にも「退会する」、と明言されている方もでて来られた、

ということを伺った。

 

退会する理由は、高齢化等々に伴うもので、

ご子息などからも、その様にしたいと・・・・・!!

 

 

当集落も、50戸ほどの小さな集落だが、

空き家が、目立っようになり、

高齢化率も高くなり、何かにつけて課題だけが見えてくる。

 

高齢化とともに女性世帯や健康面から、

組織の一員として役割を果たすには「ほかの方々に、迷惑をかけられない?」、

と、考える方も少なくないと聞く?

 

契約講は「相互扶助組織」。

相互扶助組織とは、お互いに役割を果たすことが前提になっている!!

 

このような意味合いから考えると、自分自身に当てはめても、

十分、役割を果たせなくなってきたように考えている!!

 

さらに、 

組織の目的である葬儀は、現実として「契約講が無くても可能」、

ということでないか?

 したがって、この組織に籍を置く意味がなくなった?

 

組織には、組織目的があるのは当然!!

時代とともに、加入しているメリットを失い、

逆に、デメリットが・・・!!

つまり、組織に縛られることだけが残る、と言う。

こんなことが「退会」ということになる・・。

 

かってのように、

契約講に加入希望があると、講員の賛成多数が条件!!

2回3回と総会を開催し、やっと、加入できた時代もあった。

 

その様な時代は、もちろんこの組織に加入していなければ、

当集落で生きられなかったのだ!!