里山の移ろい

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2020-12-26 15:41:29 | 日記

間もなく10年になる、早いものである。

あの、悪夢のような東日本大震災から、

未だ故郷に帰ることが出来ず、亡くなられた方、

苦しんでおられる方々、

特に、このような方々の中には、

福島原発の被害に遭われた方々が多いと思う。

 

思い起こすと、

丁度、茶の間で一休みしていたときのことだ。

長く、しかも強烈な揺れに襲われた!!

とっさに立ち上がり、無意識でテレビを抑えていた。

 

・・・揺れの収まるのを待った!!

さいわい、この地は岩盤で固く、二階のこけしが一本床に落ちていた。

揺れは、ガタガタ縦に揺れる・・・、

つまり、茶の間の床が上下に振動、じたばたする揺れであった!!

 

80年近く生きた中で、もちろん初めての経験であった!!

そんなこもあってか、福島の現状が気になって、

仕方がなかったものだ・・・・。

 

そんなことで、今日まで二度三度と足を運んだものだ。

飯館町に行くと、黒い1トンパックの山、

いたるところに並んでいる・・・・・。

 

もちろん、我が県内で87名の生徒と先生が死亡した小学校、

2度も訪れて献花した。

 

ガソリンを求め、スタントに並ぶ車の列・・・。

3度も、4時起きし並んで油を求めた。

 

電話は不通、子や孫の安否を確認するため、

隣町まで出かけた、忘れられない・・・。

ところが、政府の情報が遅く放射能濃度の高い街であった・・・。

 

いずれ、このような不安な時間を過ごした。

一生、忘れることなどないであろう・・・。

 

ところが、我が宮城県!!

女川原発の再稼働を決定してしまった・・・・。

県民の一人として、もっと慎重に決定してほしかった。

 

なぜなら、当県は福島の隣。

の県知事でありながら、この頃、初めて訪問視察した!!

10年もたってである・・・・。

しかも、滞在時間が2時間足らず、と新聞は報じていた。

 

ともかく、原発を抱えた福島県の隣接県の知事ともあろうものが、

しかも、女川原発の再稼働を決定した後に福島原発を視察する?

 

一度も、訪問していないことに驚いていたら、

この、意味不明な行動に、

県民の命と暮らしを守る気概が、微塵も感じられない・・・・、

私だけではないのではないか?